いつでも元気

2011年8月1日

息の長い支援を

避難者と「お茶っこ飲み会」 宮城・大崎健康福祉友の会加美支部

torikumi238_05 東日本大震災発生からだいぶ経ちますが、中新田交流センターではいまだに六六人が避難生活を送っています。
 五月一〇日、当友の会では、「おらほのお茶っこ飲み会におないん!」と、健康相談会を企画しました。避難者ら二六人が参加してくれました。
 血圧や体脂肪測定、健康や薬の相談コーナーをもうけ、子どもたち向けに紙芝居を準備。加美町の新鮮な野菜で作ったお煮しめ、特産ワサビたっぷりの漬け物のほか、要望の多かったケーキも用意しました。
 お茶を飲みながら、じっくりお話をうかがいました。「農業をやるにしても塩害でダメ。漁業も船は流され、海はがれきの山になってしまった。仮設住居への 入居と雇用の確保を同時に進めてほしい」「新築した家が流されてしまった。さらに借金して二重ローンなんてとても無理」などの声が寄せられました。
 最後に、通所リハビリの看護師によるタオル体操をおこなうと、みなさんスッキリした表情に。出されたねがいや要望を行政に届けていきます。
(菅原博志通信員)

募金の相乗効果 宮城・大崎健康福祉友の会

 四月二一日、当友の会の東大崎ブロック会議を開きました。
 余震の続くなかでの会議でしたが、「家も壁も屋根も壊れたけれど、みんなに会いたくて出てきたのよ」という班長さんもいました。年間計画表をもとに、班会議や行事の日程を決めました。
 その後、「被災者のために救援募金をしたい」という提案があり、募金袋を作成。五月三〇日現在、ブロック九班の六八人から四万二三〇〇円が集まっています。
 募金活動の相乗効果で、年会費の九二%が五月中に集まりました。
(氏家洋子通信員)

支援の輪広がり160万円 千葉健生病院健康友の会

 当友の会では東日本大震災支援募金にとりくみ、目標の一六〇万円を達成できました。五月末での到達は、予定より一カ月も早い達成です。
 スーパー前や駅前で募金の訴えにこたえてくださった方のほか、郵便局の振込一〇六件、直接友の会事務所に五〇件など、支援の輪が広がりました。
 従来の「友の会バザー」「九条バザー」も急きょ「震災支援バザー」に。
 四月に亡くなった元友の会役員の息子さんも、「父の遺志ですから」と多額のカンパを寄せてくださいました。ひとつひとつの募金に感謝の気持ちでいっぱいです。
 今後もどんな支援が必要か、相談していきたいと思います。
(伊藤則子通信員)

惨害伝えた『元気』の力 千葉・船橋二和病院健康友の会

 当友の会では、全会員に募金袋を配布し、東日本大震災救援募金にとりくんでいます。
 病院職員には給料の一%を目安に拠出してもらい、友の会員と合わせて五月中旬までに約三〇〇万円の募金が集まりました。
 被災地の人々に心を寄せながら、今後も息の長い運動としてとりくんでいかなくてはなりません。
 また、今回の大震災の惨害を生々しく伝えた記事と写真に、『元気』の力をあらためて感じました。
(柏木文代通信員)

釜石市で安否確認 岩手・盛岡医療生協

 五月二八日、支部委員と職員の六人で釜石市に入り、組合員の安否を確認しながら、支援物資を届けました。
 私たちがまわった一二軒のうち五軒が全壊。その方々は避難先もつかめません。
 一軒に三家族が身を寄せ合って避難生活を送っている家や、夫の認知症状が進んでいて見るからに大変そうな高齢世帯もありました。しかも二カ月半の避難 中、お風呂に入れたのが一回だったと聞き、胸がつぶれる思いでした。
 訪問先ではみなさんが喜んでくれ、さっそくお礼のお葉書をくださった方もいました。
(小笠原栄治通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気8月号No.238より

リング1この記事を見た人はこんな記事も見ています。


お役立コンテンツ

▲ページTOPへ