いつでも元気

2011年9月1日

平和でこそ

日帰り平和の旅 島根・出雲医療生協

torikumi239_03 六月二二日、原爆被爆者の語り部さんからお話を伺おうと、一七人で広島に向かいました。
 被爆者の高齢化が進む中で、被爆者の思いは複雑なようです。「これまで家族にも話したことがない」という方が、六六年前のつらい記憶を「いま伝えなけれ ば」と決心するケースも増えています。私たちも「いま聞いておかなければ」と、今回の『元気』読者会を計画しました。
 爆心地から一・七キロ地点の電車の中で被爆した朴南珠さん(広島医療生協原爆被害者の会)から、爆裂直後の状況、家族のこと、それからの過酷な生活など を語っていただきました。朴さんは「生き残った罪悪感から、六〇年間被爆体験を話すことはなかった」とのこと。これまで伝え聞いた原爆の悲惨さを被爆者か ら直接うかがい、核兵器のない世界を願う心からの叫びとして、一同ズシリと重く受けとめました。
 広島医療生協では、「この地点のヒロシマ」を後世に伝えていく「絵碑」を、市内各地に設置するとりくみを進めているそうです。
 原水爆を許さず、核廃絶の運動をさらに強めることを心に刻みつける旅になりました。
(山崎勝彦)

上映会で脱原発決意 東京・八王子健康友の会

 六月二六日、当友の会はドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」のチャリティー上映会を共立医療会・いきいき福祉会と共催で開きました。
 上関原発の建設に三〇年反対し続けている山口県祝島の人たちと、脱原発に踏み切ったスウェーデンを取材した映画です。会場いっぱいの参加者からは笑いや 共感、怒りの声が次つぎと起こり、福島原発事故以来「これからどうしたらいいのか」という真剣な思いにこたえる企画となりました。
 「原発、日本の電力のあり方を考えるいい機会になった」「核で汚した日本と地球をこのまま子や孫に渡せない。脱原発に腰をすえて進みたい」などの感想が 寄せられました。募金と上映収益金を合わせた二〇万円を福島原発事故被災者へ送りました。
(武藤幸子)

健康の秘けつ 北海道・道南勤医協きずな健康友の会

 「道南勤医協だより」の記事を見た方が友人を連れて入会してくださり、パークゴルフの会は一二人になりました。
 六月一〇日は天気に恵まれ、一八ホール約一時間を午前二まわり、午後一まわりしました。
 車で三〇~四〇分の近郊に、パークゴルフ場が一五か所ほどあります。月二回、毎回会場を変えてもシーズン中にまわりきれません。
 シーズン最後の一〇月には、少し足をのばして鹿部パークゴルフ場に行きます。温泉付きで一泊するため、いまから毎月五〇〇円ずつ積み立てています。
 安い料金で楽しめて、健康によくて、交流もできるパークゴルフ。もっと会員を増やしたいと思います。
(大田夏美)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気9月号No.239より

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