民医連新聞

2004年11月15日

医療・介護情報BOX 〝臨床倫理を身近に―〟 関甲信地協が研修交流会

一〇月二九日、関東甲信越地協の「臨床倫理の考え方と実際研修交流集会」を東京で行いました。同ブロックの看護委員会が主催、職責者ら七三人が参加しました。

 「臨床倫理の考え方と実際を学ぶ」「各県院所の交流も含め、看護管理として倫理に関する課題を明確にする」が獲得目標です。

 指定報告は四本でした。「公開倫理委員会」、「緩和ケアでのとりくみ」など、倫理委員会がどのような実践を行っているか、課題にも踏みこんだ内容でし た。また全日本民医連・医療倫理委員の高石光雄医師(埼玉協同病院長)が講演しました。

 学んだ後は、グループ交流。「倫理は、難しいものだと思っていたのに、身近な事例がたくさん出て、難しくないと分かった」「『この対応で本当に良かった のか?』と思う場面は、結構多い。こういう現場の悩みを扱う倫理委員会を、ぜひつくらないと、と思う」「ぜひ帰って学んだことを返したい」交流ではこんな 感想が出ていました。

 まだ倫理委員会ができていない院所の参加者は、委員会の必要性を認識し、「どうつくろうか」と考え始めたようでした。

 また、職員集団づくりや、患者と医療者とのコミュニケーション形成の課題などもあがりました。

 またこの場で、新潟の被災地に医療支援に入った職員からの報告と、支援のよびかけも行われました。

(民医連新聞 第1344号 2004年11月15日)

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