民医連新聞

2004年12月20日

医療・介護情報BOX 学び、交流し、全国で連携強めよう 全日本民医連リスクマネージャー研究交流集会

全日本民医連はリスクマネージャー研修交流集会を、一二月三~四日、静岡県伊東市で開きました。

 安全性にかかわる実践的な問題や事例の分析について、学び深めること、交流を通じ、地協や全国レベルでのリスクマネージャーのネットワークを構築・強化 する、の二つが目的です。各地のリスクマネージャーや安全担当者、全日本民医連関係者含め、一三四人が参加しました。

 一日目は、日本ヒューマンファクター研究所から、木原康彦・リスク管理研究室長と桑野偕紀・ヒューマンエラー研究室長を講師に招き、「リスクマネー ジャーによる医療事故の分析と対策」を学びました。約四時間半を費し、ヒューマンファクターの基礎や分析方法を学び、与えられた事例を分析し、対策を講じ る演習を行うという内容。

 夕食後もナイトセッション「危機管理時の対応について」をもち、話し合いました。

 二日目は経験交流。リハビリスタッフが担う転倒・転落アセスメント(埼玉)、胃ろう挿入時の安全管理(青森)、医局から七人のリスクマネージャーを配置 し定期会議を行うようになった経験(東京)、リスクマネージャーが行う安全巡視について(京都)など、六人が報告。つづいて、専任・兼任、規模ごとで分科 会を行いました。どの場面でも熱心に話を聴き、メモをとり、質問する参加者の姿が目立ちました。

(民医連新聞 第1346号 2004年12月20日)

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