いつでも元気

2014年2月1日

人に歴史あり

民医連ひとすじ 石川・金沢北健康友の会torikumi268_02

 城北病院「友の会コーナー」の当番を二〇年間担当してこられた深井信子さん(80)の労をねぎらう「ご苦労さん会」を開きました。
 民医連の元職員でもある深井さんは、「民医連に在籍した三十数年間が誇りであり、生きがい」と語ります。昔からの患者さんがコーナーに顔を出し、「つい長話になることもしばしばだった」といいます。
 「ご苦労さん会」には、深井さんと交代でコーナーを担当してきた友の会の元会長二人のほか、「ぜひ参加したい」というAさんが出席しました。息子さんを 亡くされるなどつらい体験をしてきたAさんは、「月一回の受診時に話を聞いてくれる深井さんの存在がありがたかった」とおっしゃっていました。
(藤牧渡)

西渡診療所を訪ねて 静岡西部健康友の会

 一一月二〇日、ミニウオーキングの仲間たちと西渡診療所を訪ねました。
 浜松佐藤町診療所から車で一時間半。天竜杉の見事な森林が広がっていました。かつて久根鉱山・峰之沢鉱山があり、じん肺患者が多く出た地域です。三十数 年前、当時の静岡勤医協が浜松佐藤町診療所の出張診療所として、海老原勇先生を所長に西渡診療所を開設しました。現在も海老原先生は週二回診療を続けてい ます。
 当日は一五人が参加して、急な坂道を登ったり、道端の草花を眺めたり、森林の空気を思いきり吸ったりして、大自然を満喫しました。「昔の旅籠を改装した 診療所は時代劇のセットみたいだね」「往事の塩の道の雰囲気を味わうことができた」などの感想が聞かれました。
(内藤由美子)

わくわくプラン感謝のつどい 大阪・よどがわ保健生協

 小規模多機能施設の建設と診療所のリフォームをおこなうために、一月からとりくんできた「わくわくプラン」。みなさんの奮闘と協力で、三〇〇〇万円の増資という目標を達成することができました。
 一一月一六日、「わくわくプラン感謝のつどい」を開き、組合員さんたちととりくみの感想を語りあいました。ある組合員さんは「今のご時世で本当に目標を 達成できるのか心配していた」と言いながら、法人ができた当時の思い出を話してくださいました。「事業所を地域の方々といっしょにつくりあげてきた」と実 感を込めて語る姿に、六〇年の重みを感じました。
(山本さゆり)

90歳の現役ボランティア 石川・西健康福祉友の会

 当友の会では毎月二回、地域の高齢者を対象に食事会を開いています。誕生月の方には、お花や図書券など、お祝いの品をプレゼントします。
 先日、ある女性が九〇歳になられ、あいさつしてくださいました。「夫がやすらぎホームにお世話になっている時に、大正琴を教えていただき、一台の大正琴 を二人で弾きました。あのときが一番楽しかった。一人になって寂しくなりましたが、周囲の励ましで元気に生きてこれました」と。
 天気のいい日は自宅からクリニックまで約一キロの道のりを歩くとのこと。週一回、デイサービスでお茶を入れたり利用者とお話ししたりするボランティアもなさっています。
(松村和子通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気2月号No.268より

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