民医連新聞

2005年4月4日

北海道で会いましょう! From北の国の先輩 ようこそ新入職員のみなさん

 新入職員のみなさんへ、北海道から歓迎のメッセージが届きました。九月の「全国青年ジャンボリー」は北海道で開かれます。準備をすすめている道南勤医協の氏家香菜子さん(26)からの「北海道・洞(とう)爺(や)で会いましょう」の記事が届きました。

「共同組織」を体験しました

 まず「全国青年ジャンボリー(JB)」を紹介したいと思います。全国の民医連青年職員が出会い、ふだん話せない悩みや思いをまじめに語り、まじめに騒 ぐ、文字通り「大集会」です。様ざまな職種の人、いろいろな経験の持ち主と知り合い、日本中に本物の友人をつくるチャンスです。もちろん民医連について知 る場でもあります。
 みなさんも、ぜひ、参加の名乗りをあげてくださいね。

信頼感伝わる

 私たち現地実行委員会は、楽しく、ためになる企画を準備中です! その一つを紹介したいと思います。「民医連とともに歩む共同組織っていうけど、知らな いこともあるから体験してみては?」という提案から、きずな健康友の会の大田夏美さんに相談。すると、私たちを「コーヒーで結い」に招いてくれました。大 田さんはミニデイホーム「絆の家」という在宅の高齢者支援グループを運営しています。「コーヒーで結い」はその活動の一つの名前で、コーヒーを飲みなが ら、食事を楽しみ自由に会話をする場所でした。函館の実行委員六人は大田さんの家へ。自宅を改造して会場にしています。一五人の利用者さんと交流しまし た。
 いくつかのテーブルに分かれて自己紹介です。一人が「私は看護師です」と言ったとたん、「糖尿病なんだけど、食事のカロリーって…」と、質問が飛び出し ていました。「戦時中は青春なかったわよ…」、「年金がこれじゃ不安だよね…」などいろいろな話が出ました。
 窓ふき、お墓参りのつきそい、温泉にいっしょに行くなど、介護保険制度が使えない暮らしの一コマを「きずな」はサポートしています。利用者さんとの会話から、「きずな」に寄せる信頼感が伝わってきました。
 また、医療や介護、年金についての悩みがわかりました。同時にそのような要望を汲み取ってささえてくれる「きずな」のような、共同組織の大切さを感じることができました。
 みんなで「老いて輝く」の曲を歌いました。「戦争当時のことを思い出して初めは声がつまったんです」と話した人がいました。「この歌を『うたう会きずな』とJBでどこかで発表しようか」の提案もあり、話が盛り上がりました。
 昼食に「キーマカレー」をごちそうになり、最後に全員で記念撮影(写真)をして解散。「またおいでよ!」と、参加者のみなさんが私たちを玄関まで見送っ てくれました。「若い人が来てくれてうれしいね。これからもたくさん交流しましょう!」と言葉をかけてくれました。

「JBと共通するもの感じた」

 「私たちのJB活動も、『きずな』の活動に共通するよね」「またやろうよ」「みなさん、イキイキしていて実年齢より若く感じた」など、JBの企画に生かせそうな体験でした。
 こんなふうに、自分たち自身も学びながら準備中です。広い北海道にちらばる実行委員が何回も顔を合わせるうち、ホント仲良くなりました。「この感動を何倍にもふくらませてみなさんと共有したい」。ぜひ、北海道・洞爺でお会いしましょう!


 共同組織…民医連では、医療生協組合員・社員・友の会員・互助会員などのみなさんのことを、共同組織と呼んでいます。医療・社会保障の運動や、まちづくり、医療を、経営にも参加しています。

(民医連新聞 第1353号 2005年4月4日)

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