民医連新聞

2005年6月6日

介護保険改悪やめさせよう 各地でいっせい宣伝(民医連)

 自民、公明、民主党の強行で、参議院に移った介護保険「改悪」法案。全日本民医連は、軽度者の保険外しや自己負担増を国民に知らせ、改悪反対の世論を広げようと五月九~二〇日「全国一斉行動期間」にとりくみました。各地での模様を紹介します。

街頭で
道北勤医協

 【北海道発】当協会では、労組と共闘し、五月一六~二〇日までを「介護保険改悪反対・強化週間」としました。
 連日昼休み、旭川市の中心街、買物公園で昼休み街頭宣伝・署名にとりくみました。
 残念ながら水・木曜日は雨のため中止し、三日間でのべ二〇人が参加、署名を二六〇筆集めました。
 久しぶりの青空となった二〇日は交差点脇に置いた二つのテーブルで、四~五人がいっぺんに署名にすることも。
 署名しながら「改悪されたら、ますます利用できなくなりますね」との対話もあり、宣伝行動の参加者からも「話を聞いてくれる人が多い」との感想がありました。
 夕方は毎日、宣伝カーを一時間、市内運行しました。スーパー前では、マイク宣伝もしました。
(斉藤純明、事務)

駅頭で
健和会

 【東京発】介護保険改悪に反対し、「社保・友の会委員会」が呼びかけ、五月一二日にJR北千住駅と金町駅頭で宣伝しました。
 北千住駅では、職員一八人、友の会と地域から一五人が参加し、チラシ五〇〇枚を配布。
 金町駅では職員四人、友の会二人で、チラシを一五〇枚配布、署名を一五筆集めました。
 両駅頭ともチラシの受け取りは、通常の宣伝より多く、通り過ぎた人が戻ってきて受け取るなど、関心の高さがわかりました。「介護保険が改悪されたら負担が大変なるので困る」と話す人もいました。
 参加者は、「介護保険改悪をやめさせましょうと声をかけると受け取ってくれた」「反応がよくて、元気がでた」などと感想を寄せています。
 今後も駅頭宣伝を予定し、改悪を止めさせるために奮闘する決意です。
(中村和司、事務)

院内で
福岡医療団

 【福岡発】介護保険改悪法案が衆議院本会議で採決されたことに抗議し、五月一一日昼、緊急集会を開きました。
 当法人と福岡保健企画、労組、ふくおか健康友の会などでつくる介護保険改悪反対闘争本部が主催し、約一〇〇人が参加しました。福岡地区労連や日本共産党福岡市議が連帯のあいさつをしました。
 集会では各代表が改悪でヘルパー派遣や福祉用具貸与が切り捨てられ、生活に困る利用者が大量に出ることやホテルコストの徴収により介護難民が出ることな ど、日々の仕事にもとづき切実な訴えをしました。
 参加者は、参議院で法案を廃案にするため全力をつくそうと決意を固め合い、小泉首相宛の抗議文を採択して閉会しました。五月一六日には最寄りの駅頭でいっせいに早朝宣伝をしました。
(杉谷雅博、事務)

(民医連新聞 第1357号 2005年6月6日)

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