民医連新聞

2005年9月5日

安全・安心の医療をもとめて(40) 全日本民医連歯科部 ホームページで 手軽に感染対策を

 全日本民医連歯科部では、七月、『歯科感染予防ガイドライン二〇〇五年版』をホームページにのせました。その中に、事業所の感染予防対策レベル が判定できる『感染対策チェックリスト』があります。これを作成した感染対策プロジェクトの責任者、駒形貴さん(古川民主病院歯科所長)がその特徴を紹介 します。

 歯科医療機関における感染予防対策は、安全・安心の歯科医療の重要なテーマのひとつです。

 全日本民医連歯科部ではこれまでも感染対策のチェックリストを加盟歯科事業所に配り、自己点検を呼びかけていました。

 歯科においても医科と同じく、第三者の点検や自己点検で、自らの医療機能のあり方を常に見直していくことが必要です。

感染対策のレベル
把握できるよう

 今回は、感染予防対策のレベルを自己点検した結果から、事業所のレベルを判定できるよう『チェックリスト』も新しくしました。

 歯科で留意すべき感染症を網羅し、針刺し事故などが発生した場合の対応策も盛り込みました。タービン・エンジン用のオートクレーブの事例や、手袋を患者ごとに交換するにはどの程度コストが必要かなど、業務改善に実践的に役立つように全国の事例も掲載しました。

 冊子ではなくホームページという形で掲載したのは、情報の修正、追加がいち早く可能だからです。全国の民医連歯科のみなさんには、使って気付いた点や要望など、歯科部まで寄せて下さるようお願いします。

(民医連新聞 第1363号 2005年9月5日)

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