民医連新聞

2005年11月7日

パキスタンに義援金 全日本民医連が募金呼びかけ

「テントと毛布と防寒具がほしい」。冬を前にパキスタンから国際社会へ、懸命の訴えが発信されています。震災で家を失った人は三〇〇万人以上といわれます。

 全日本民医連理事会は、パキスタン地震で緊急の募金活動を行うこと、災害基金から五〇〇万円を義援金に充てることを決めました。これを受けて、長瀬文雄 事務局長と北村眞事務局次長は、一〇月一九日、日本国際ボランティアセンター(JVC)、日本赤十字社、日本ユニセフ協会を訪問し、義援金を手渡しまし た。

 JVCの熊岡路矢代表理事は、パキスタンの被災地に支援に入ったスタッフの様子を紹介。「現地は朝晩の冷え込みが厳しくなり、家屋を失った被災者たちは 冷たい雨や強風のなか、野宿生活を強いられている。簡易テントとして使える防水シートや毛布などを現地のNGOと協力し配布している」と言いました。

 日本赤十字社は国際赤十字と連携し、医療スタッフ一四人を被災地に派遣、仮設診療所タイプの緊急対応ユニットを送り診療活動をすすめています。日本ユニ セフ協会は、「パキスタンの人口の半分は一八歳以下の子どもたち。シェルターや毛布、日常医薬品などを現地のユニセフと協力して支援したい」と語りまし た。各団体ともたいへん喜び、感謝の言葉をのべました。

 全日本民医連では、被災者支援募金活動と各団体との協力をすすめます。

パキスタン支援募金の宛先

郵便振替
口座00130-9-464418
加入者名
全日本民主医療機関連合会

(民医連新聞 第1367号 2005年11月7日)

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