民医連新聞

2005年11月21日

みんいれんホットライン 医薬品・医療機器業界「九条の会」発足 大阪医療事業協同組合(OMEC)

 【大阪発】一〇月一九日、大阪市内で、「平和を守ろう OM九条の会」発足の集いを開きました。医薬品、医療機器業界でも憲法九条を守る運動をす すめよう、というもの。府内の医薬品卸・メーカー、医療機器ディーラー一〇八社から二九三人、団体や個人あわせ三七〇人を超えて集まりました。

 オープニングは東北、九州、大阪のお国言葉九条の朗読で。代表世話人の一人、医療機器ディーラーの役員が、自身の戦争体験に触れながら平和の大切さを語り、九条を守るため、がんばろうと主催者あいさつしました。

 ほか、三人がリレートーク。医材業者の職員は、「娘を戦争に巻き込ませるわけにはいかない。戦争をする方向にだ けは国を変えてほしくない」と、語りました。医薬品メーカー職員は、「経営環境が厳しくなる一方の医薬品業界で労働者の生活破壊はすすんでいる」「戦争政 策で使われている膨大なお金を、もっと医療・福祉に使うべき」と発言。医療機器ディーラーの社長は「命を救う仕事に誇りと悦びを持っている。戦争になれば 後方支援や戦地に納品することにもなりかねない。仕事を続けるためにも平和と九条を守らなくては」と。拍手がわきました。

 記念講演は「九条の会」事務局長の小森陽一さん。参加者は食い入るような眼差しで聴き入っていました。(石田力、事務)

(民医連新聞 第1368号 2005年11月21日)

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