民医連新聞

2006年1月16日

みんいれんホットライン

アスベスト新法で署名宣伝行動

尼崎医療生協

 【兵庫=粕川實則通信員発】「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会(準備会)」は一二月一一日、JR尼崎駅頭で請願署名行動をしました。

 尼崎医療生協や尼崎労連などから一三人が参加、政府が準備している「アスベスト新法」の問題点を批判し、被害者の完全救済を求める署名を訴えました。

 「新法」は、国の責任を認めず、給付金を三〇〇万円程度の低額に抑え、ハイリスク地域の検診制度には全くふれず 極めて不十分です。奈良医大の車谷教授の調査では、クボタから半径五〇〇㍍以内では、中皮腫の死亡率が全国平均に比べ男性九・八倍、女性一八・一倍という 実態が明らかに。

 寒風のなか足を止め一四〇人が署名。「ここで生まれ育った。いつ発病するか不安」、「肺に影があり精密検査をするが医療費が不安」、「クボタは市民に謝罪すべき」などの意見が寄せられました。

アスベスト対策委員会結成し署名宣伝

北九州労働者の健康問題連絡会

 【福岡発】一二月一九日、一五団体が集まり、アスベスト対策委員会を結成しました。問題は現在から未来の労働災害・環境公害との認識から、職場や地域に参加を呼びかけています。緊急課題として「アスベスト新法」を充実させるための署名を決定しました。

 緊急に二四日に実施した街頭宣伝署名には八団体一〇人が参加し、四五〇枚のチラシを配布、一〇四筆を集めました。若い人の関心が高く、アスベスト使用例の情報をくれた人もいました。

(青木珠代、九州社会医学研究所・看護師)

(民医連新聞 第1372号 2006年1月16日)

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