民医連新聞

2008年2月4日

コンパス 1月理事会 2年間の実践を確信に   第38回総会議案の討議を

今理事会は、三月に開催する第三八回総会に提案する総会議案、綱領改定草案、役員人事、「日本の医療・介護の崩壊から『再生』へ―全日本民医連の再生プ ラン案」について論議し、総会議案、綱領改定草案、役員人事を決定しました。再生プラン案はさらに討議を深め、総会当日に提案する予定です。
 すでにみなさんの手元には、総会議案などが掲載された民医連新聞号外がわたっていると思います。今後二年間、民医連が何を目標にとりくむのかを具体的に 提起しました。これから一月半近く積極的に深めていただくようお願いします。
 総会議案のポイントは、(1)この二年間、決して「内向きにならず」、医療・介護の現場から実践と運動を繰り広げてきたことが、情勢を大きく切り開き、 民医連の存在を大きく高めたことに「確信を」と呼びかけ、(2)絶対的貧困の拡大という国民生活の苦難、崩壊の危機にある医療・介護・従事者の現状をリア ルに分析し、現状に甘んじず大きく変革していこう、その先頭に民医連が奮闘しようと呼びかけ、(3)これから二年間、全国的な団結と連帯の力を蓄え、各分 野にわたり具体的な方針を提起し、活動を通じて成長する組織になろうと呼びかけ、(4)四七年ぶりに、綱領草案を提起したことです。
 以上のことは、三つのスローガン中にキーワードとして示しました。中でも、「まっすぐな人権意識を持とう」と呼びかけた心は、薬害肝炎や原爆症、水俣 病、生活保護老齢加算廃止などに代表される国民の苦難に対し、真摯に正面から立ち向かう姿勢を表したものです。決して小手先の対応には走らない、という決 意も込めています。
 理事会後の一週間に、医療事故を取り扱う第三者機関をめざすシンポ、「一職場一事例」交流集会、生活保護老齢加算廃止による影響調査の記者会見を行いま した。いずれも各マスコミが注目し、民医連の活動を紹介しました。
 社会の中で、最も困難な立場の人びとに寄り添い、共感し、現状を変革していくという民医連の役割を、さらに高めていくことが強く求められています。岩国市長選挙支援も決定しました。各地からの支援をお願いします。
(長瀬文雄、事務局長)

(民医連新聞 第1421号 2008年2月4日)

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