民医連新聞

2008年5月19日

助産師が学校に命の出前講座 埼玉協同病院

【埼玉発】当院の助産師は、昨年から「生と性」を教える出前講座をしています。「子どもたちとともに命の重みについて考えていきたい」という思いから始めました。
 最初は、班会に近くの子どもたちが参加する形でしたが、組合員さんの「もっとたくさんの子どもたちに聞かせたい」という働きかけで、いまでは学童クラブや学校から声がかかるようになりました。
 参加者に合わせて講座の内容は変えています。小学生には「生命のはじまりから誕生まで」を中心に、妊娠中のお母さんを体感できるジャケットを使い、話し ます。参加した子どもから「どうして私を産んだの? と思うこともあったけど、産んでくれてありがとう、という気持ちになった」などの感想が寄せられてい ます。
 子どもたちには「命は等しく尊いこと。どんな理由でも差別されてはいけないこと」を伝え、自分も相手も思いやれる人になってほしいです。(寺本正恵、助産師)

(民医連新聞 第1428号 2008年5月19日)

リング1この記事を見た人はこんな記事も見ています。


お役立コンテンツ

▲ページTOPへ