民医連新聞

2006年4月3日

介護トピックス 介護職研修はじめる 大分健生病院

【大分発】当院は二〇〇〇年に療養病棟を開設し、〇四年に初めて新卒の介護福祉士一人を受け入れました。そこで、他の事業所を参考にケアワーカー八人とともに研修をはじめました。

 研修は年二回。濡れたオムツの不快感を体験したり、片側におもりをつけて片マヒになって、車イスからベッドへ移乗させてもらうなど患者体験をしました。 作業療法士(OT)から誤嚥を防ぐ食事介助の方法や工夫を学び、受け持ち患者さんの病態や身体機能などを理解する事例検討をしました。

 〇五年はこの研修を生かす卒二研修を実施。歯科医師の協力を得て、義歯の取り扱いや口腔ケアを学びました。患者さんを疾患だけでなく、生活史を聴き取り 総合的にとらえ、ケアに生かす事例検討をしました。また、OT、言語療法士とともに食事介助のマニュアルビデオをつくり、療養棟だけでなく、一般病棟でも 学習に使用したいと考えています。

 今後も卒後教育など学習の場を設けて職員のレベルアップを図り、患者さん一人ひとりにあったサービスを提供していこうと思います。

(和田みゆき、ケアワーカー)

(民医連新聞 第1377号 2006年4月3日)

リング1この記事を見た人はこんな記事も見ています。


お役立コンテンツ

▲ページTOPへ