民医連新聞

2008年6月2日

「貧困と健康破壊伝え、変えよう」シンポ 福岡医療団

【福岡発】「ふくおか健康まちづくりネットワーク」は四月一九日、第四回まちづくりシンポジウムを開き、二〇〇人が参加しました。「許せない! 貧困と健康破壊」がテーマです。
 講演は、NHK報道局のチーフプロデューサーの春原雄策さん。「ワーキングプア」の番組取材の中で知った事例を話しました。働く意欲があるのに派遣や非 正規雇用だったため、簡単にクビにされてホームレスになった若者、七四歳で年収二四万円の自営業者、母子家庭の厳しい現状、親の貧困に影響を受ける子ども など凄(すさ)まじい現実でした。
 シンポでは、千鳥橋病院の「貧困と医療研究会」が高齢者の熱中症の調査結果を、友の会が団地の生活実態調査や、住民との懇談会で練った「健康まちづくり プラン」を報告しました。また、「国保をよくする福岡市の会」が、国保料引き下げのとりくみを紹介しました。
 参加者は「厳しい実態を伝え、変えていこう」と決意を新たにしました。(藤野智明、事務)

(民医連新聞 第1429号 2008年6月2日)

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