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2008年8月18日

医療人は原爆許さない 原水爆禁止2008年世界大会から

 原水爆禁止二〇〇八年世界大会は、六日のヒロシマデー集会(閉会総会)に七五〇〇人が参加。二〇一〇年の核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけた新署名がスタートしました。

 今世界大会は青年の参加が半数を超え、外国代表も多数出席。各国の言葉で唱和した「核兵器廃絶・平和」は圧巻でした。
 民医連からも大勢の青年職員が参加。開会総会では、鹿児島生協病院の一年目研修医・太田健さんが発言しました。同院の代表団には新研修医六人全員と中堅医師二人が加わっています。
 太田さんは次のように、その理由を話しました。一昨年の大会に参加した先輩医師が「自分が担当した患者が亡くなったとき、力のなさを痛感し本当につら かった。一瞬に二〇万人の命を奪った原爆は医療人として絶対に許せない」「いつまでたっても核兵器はなくならず、無力感をもっていたが、大勢のがんばる姿 を知って必ずなくせると確信した」と報告。それを受け、病院では「一生をかけて人間の命と健康を守る仕事をする医師が、そのスタート台に立った一年目に参 加する意味は大きい」と議論し、昨年から送り出しています。
 太田さんは「三日間、八人の医師を送り出してくれた先輩の『しっかり学んでこいよ』という激励に応え、来年は現場を自分たちが守り、新人研修医全員を派 遣したい」とのべ、全医局員で折った千羽鶴と寄せ書きを掲げました。

民医連参加者交流会ピースリレー

 八月五日夜、広島市で「民医連参加者交流集会」を開きました。二九県連から四四〇人が参加し、会場は超満員でした。全日本民医連の吉田万三副会長、長瀬文雄事務局長、広島民医連の藤原秀文会長があいさつしました。初参加の人が九割です。
 海外来賓、リトアニアの保健省副大臣クンピエネさん、サピエガ病院の院長リムディカさんも参加。
 「列島リレーピースアピール」で各県連から、大会で学んだこと、平和の思い、活動などを一分間で報告しました。福岡民医連は、毎年広島まで自転車で参 加。埼玉の「SAMBA9条の会」など、若さと元気な発言が続きました。
 文化企画は広島の職員も加わる「グラシアス」の演奏。フィナーレで「ヒロシマのある国で」を全員で歌いました。(小川正志、国民運動部)

(民医連新聞 第1434号 2008年8月18日)

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