民医連新聞

2008年9月1日

『いつでも元気』創刊200号! 記念レセプションに230人

 一九九一年に創刊され、民医連と共同組織の活動をつないできた『いつでも元気』が、六月で二〇〇号を迎えました。八月二三日の 「二〇〇号記念レセプション」には、数多くの関係者やジャーナリストが参加。『元気』は世界の情勢や病気のこと、共同組織のとりくみを紹介し、売上げの還 元金は、協同組織が地域で行う助け合い事業などに幅広く利用されています。

いまこそ出番 読者増やそう

 一九八九年、戎(えびす)博信・全日本民医連事務局長(当時)が「組合員さんや友の会員さんに 民医連から情報提供する機関誌を」というアイデアを出し、理事会の議決を経て、九〇年の第二九回総会で発行が決まりました。そして九一年二月に共同組織全 国交流会が開かれ、一一月に創刊号が発行されました。
 創刊時は『えがお』でしたが、同名雑誌があり、三号から『いつでも元気』になりました。
 『元気』 は現在、五万三七一二部(八月二二日)。毎号、森住卓さんや中村梧郎さん、久保田弘信さんなどの著名フォトジャーナリストの海外レポートや薬の話、患者さんの声など、多彩な写真と記事が紙面を飾ります。
 また『元気』は、全国に一五五〇カ所の販売所があり、配達・集金も担っています。運営は主に共同組織のみなさん。「安否確認も兼ねて、手渡しにこだわっ ている」という方や販売所独自の宣伝チラシをつくったりなど、楽しみながらとりくまれています。

還元金つかい多彩な活動

 『元気』の還元金(一部一〇〇円)を使い、さまざまなとりくみが各地で大きく広がっています。
 石川・奥能登健康友の会は〇五年、還元金で「たすけあい基金」をつくりました。これは無料・低額診療事業を利用している患者さんに対し、調剤薬局での支 払いも無料にする制度です。対象になる患者さんから喜ばれています。
 大阪・茨木診療所健康友の会は、奥能登健康友の会のとりくみを『元気』で読んで感動。「私たちにも何かできへんかな」と考えました。
 そこで高齢者さん宅を訪問することに。市民健診の案内や後期高齢者医療制度の撤回署名を持って回りました。その時に還元金でお茶を購入して持参し、「水 分補給はしっかりね」と渡しました。熱中症予防のチラシも配り、たいへん喜ばれました。
 参加した友の会員さんや職員は「還元金も有効に活用できたし、私たちの活動が一回り豊かになった」と笑顔でした。

『元気』10万部 400号めざして

 八月二三日、都内で『元気』二〇〇号記念レセプションが行われ、二三〇人が参加しました。
 創刊当時から編集委員を務めてきた高橋孝治さんは「子どもが成人したような気持ち。職員と共同組織が一体になれば、一〇万部はすぐに達成できる」と激励 を込めた祝辞。会場では『元気』編集部製作のスライド「二〇〇号までの歩み」も上映しました。
 (株)保健医療研究所の長瀬文雄社長は「三〇〇号、四〇〇号をめざしたい」と決意をのべました。

(民医連新聞 第1435号 2008年9月1日)

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