事業所のある風景

2006年5月15日

鹿児島/谷山生協クリニック 地域のいのちと暮らしを守る よろず相談所として

当クリニックについて

 2002年10月、谷山生協クリニックは鹿児島生協病院の近隣に開院しました。一般総合外来(内科・小児科・外科)と慢性疾患治療を二本柱に、地域のい のちと暮らしのよろず相談所的なクリニックを目指しています。また、生協歯科クリニック(1988年開設)を3階に移転し、歯科と医科の連携を十分にと り、安心して診療ができるようにしました。また、電子カルテシステムを導入し、患者様の待ち時間短縮やデータ活用による診療内容の質の向上に役立てていま す。
 現在、内科、小児科、外科、在宅、歯科を有する総合診療所として、医科・歯科合計で、毎日約450名ほどの患者様にご利用いただいています。

谷山について

 当クリニックの名前である「谷山」とは、旧市名で位置的には現在の鹿児島市南部地域にあたります。1967(昭和42)年に旧鹿児島市と旧谷山市が合併 し、現在の鹿児島市の原型となりました。鹿児島市は、その後、2004(平成16)年11月、いわゆる平成の大合併により、桜島町をはじめとする周辺5町 と合併し、現在に至っています。
 合併した昭和42年当時、谷山地域の人口は4万5000人でしたが、地域内にいくつもの大型団地が造成され、急激に人口が増加。現在、当時の約3倍になる15万8000人になっています。
 クリニックの近くには、慈眼寺公園という木々の鬱蒼と生い茂った憩いの場があります。その名の通り、飛鳥時代より続く、由緒正しい大きなお寺―慈眼寺と いうお寺があったそうですが、明治の初め、鹿児島で特に激しかった廃仏毀釈により、廃寺となっています。現在は、春は桜の名所として、夏はそうめん流し が、秋は紅葉でと、いつも地域住民の憩いの場としてにぎわっています。ちなみに名物に、「両棒餅(じゃんぼもち)」というものがあります。小餅に味噌と黒 砂糖を煮詰めたものをかけ、食べやすいように小さい竹の棒を2本さしたものです。近くに寄られることがあれば、是非一度召し上がってみて下さい。

私たちの目指す医療活動とは

(1)一般総合外来と慢性疾患治療を二本柱に、地域の暮らしのよろず相談所的なクリニックを目指しています。慢性疾患の患者様が主人公・主体者として健康 づくりができるようなお手伝いをすすめています。
(2)歯科と医科の連携を十分にとり、安心して歯の治療ができるようにします。
(3)電子カルテを活用し、待ち時間の短縮をはかり、電子データの活用で検査データも過去のデータとの比較など視覚に訴えたわかりやすい説明を心がけ、患 者様の納得と合意を得ながら診療をすすめています。
(4)地域の組合員・患者様に分かりやすい外来のためにホームページ等を活用した広報活動による情報提供をすすめています。
(5)鹿児島生協病院や地域の医療機関との連携を十分にはかり、入院に際しても対応できるようにします。
(6)在宅医療にも積極的に取り組み、地域の医療福祉施設との連携をすすめます。
(7)組合員や患者様のご意見を重視しながら、より、かかりやすいクリニックを目指します。
谷山生協クリニック 事務長 萩原 直大) 「民医連院所のある風景」

 『民医連医療』2006年5月号.No.405より

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