事業所のある風景

2006年7月15日

京都/泉涌寺湯デイサービスセンター 通い慣れた銭湯に行く感覚で 「ほっこり ゆったり 家庭的」

泉涌寺の由来

 京都は日本文化発祥の地であり、その文化は1200年にわたり脈々と受け継がれています。東山区泉涌寺は平安の頃、仙遊寺境内から新しい泉が湧き出たこ とにちなみ泉涌寺と改められました。古くから皇室の菩提寺として篤い信仰を集めています。
 東山エリアにある私たちの泉涌寺湯デイサービスセンターは、京阪電車、またはJRの東福寺駅を下車し、西国33ヶ所15番お札所、今熊野観音寺参道に向 かい約10分、閑静な住宅地の一角にあります。その周りには京焼・清水焼の窯元が点在していて、見て回るのも楽しく、工程の見学や製品の購入だけでなく、 実際に自分でろくろをまわしたり、絵付けを体験することもできます。また東福寺は秋の紅葉で有名、通天橋からの眺めは絶景です。

町並みにとけこむ

 東山区は、面積7.46平方キロメートル、人口4万701人、人口増加率マイナス1.29%、65歳以上の人口比率29.2%と高齢者の多いところで す。泉涌寺湯は戦後まもない頃から続いていた銭湯でした。しかしご主人が病気で亡くなり、廃業していたところを改装し、泉涌寺湯デイサービスセンターとし て2003年4月に開所しました。
地域の方や陶器の窯元に勤めていた職人さんに親しまれていた銭湯ということで、名前もそのまま使わせてもらいました。外観も銭湯営業当時のままで、町並み にとけ込んでいます。浴室はタイル張りで浴槽が広く、また天井が高いため圧迫感がありません。そのため利用者様から、窮屈感がない、ほっこりする、湯冷め しない、若いころ通っていた銭湯だから懐かしいなどと喜ばれています。

元気で自立した日常生活が送れるよう

 泉涌寺湯デイサービスセンターのモットーは「ほっこり ゆったり 家庭的」です。施設に行くのでなく通いなれた銭湯へ行く感覚で、利用者、介護者が安心 して利用でき、元気で自立した日常生活を送れるようリハビリテーション、レクリエーションで心身の機能を維持向上し、入浴や食事など暖かい雰囲気のなかで 過ごしていただけるよう職員一同励んでいくつもりです。
京都・泉涌寺湯デイサービスセンター 施設長 水梨 苗子)

施設概要
定 員 22名
営業日 月~土(1月1~3日は休み)
職 員 生活相談員 1名
介護職員 5名
看護職員 2名
区内の民医連事業所
・東山診療所 東山診療所通所リハビリテ-ション
・訪問看護ステーションどんぐり(訪問看護 居宅支援)
・ヘルパーステーションくるみ

「民医連院所のある風景」 『民医連医療』2006年7月号.No.407より

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