民医連新聞

2006年6月5日

記者会見 療養病床削減は社会的な大問題 医団連

医療・患者の六団体でつくる医療団体連絡会議は、五月二三日、療養病床問題について、厚生労働記者会と、厚生日比谷クラブで、記者会見を行いました。
 全日本民医連の肥田会長、生田利夫理事、全国保団連の住江憲勇会長、富山保険医協会の平井隆事務局長、日本医労連の田中千恵子委員長などが出席。各会場で十数社に対し、資料を示し説明しました。
 全日本民医連の肥田泰会長は、全国九一五〇の病院に送った要請書についての反響と、アンケートハガキで寄せられた怒りの声を紹介。「医師不足、看護師不 足、低い診療報酬で、医療はあえいでいる。療養病床の削減は急性期病床にも関わる大問題。入院医療を危機に陥れるもの」と指摘しました。
 生田理事は「病床を減らし、面積を広げて療養病床に転換した多くの病院が、急に制度を変えると言われ困っている。また、国は一方的に社会的入院というが、そうではない。家族の声を聞いてほしい」と発言。
 住江氏、平井氏らも「審議中の法案を先取りする診療報酬改定だ」「行き場のない高齢者難民をつくりだす」と批判。記者の質問に答えました。

全日本民医連の現勢

加盟数:1737
加盟:東葛歯科(東京)、㈲メディオール富山、りんご薬局(福岡)
脱退:北病院付属生協診療所(東京)→統合のため
変更:勤医協札幌歯科診療所・同もみじ台歯科診療所・同ふしこ歯科診療所・同札幌にしく歯科診療所(北海 道)の法人:北海道勤労者医療協会→北海道勤労者歯科医療協会/大島訪問看護ST・白河訪問看護ST(東京)の法人:健和会→南葛勤医協/伊那生協診療所 19床(長野)→上伊那生協病院125床/ふくちやま協立診療所(京都):人格なき社団→京都保健会

※「地域包括支援センターの加盟にあたっての留意点」を確認。

(民医連新聞 第1381号 2006年6月5日)

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