民医連新聞

2006年6月5日

コンパス(2006.5.19~20理事会から) 「医療改悪」法案 反対署名あきらめず 広げよう

医療改革関連法案は十分な院議もなく衆議院で採決強行され、参議院へ移りました。療養病床削減、混合診療の解禁、高齢者の大幅な負担増など国民皆保険制度の解体につながる悪法です。しかし、まだ知られていません。
 東京民医連が国会前連日座り込み、各県連も運動を繰り広げています。さらに、三一五万の共同組織の仲間と職員が一署名集めれば三二〇万筆。あきらめず広げましょう。
 全日本民医連も関西などに続き、首都圏で五月二七~三一日、TBS系で医療改悪反対の意見広告(一五秒間)を放映しました。初めてのことですが、民医連 の決意を示しました。医団連としても日刊ゲンダイ(五月二五日付)に一面広告を載せました。
 教育基本法改悪、共謀罪に続いて、国民投票法案も上程されようとしています。平和と憲法、民主主義に対する重大な挑戦です。廃案めざし力を尽くしましょう。
 看護署名は三四万筆を超え広がっています。八月の評議員会までに一〇〇万筆が目標です。五月末の全国拡大看護委員長会議の意思統一にもとづき、運動を広 げましょう。看護師数を増やさず、医療機関に獲得競争させるような制度では、問題は解決しません。看護師も医師も足りない現状を世論に訴えましょう。
 うれしいニュースがあります。被爆者集団訴訟で、大阪地裁が原告全面勝利の判決を出しました。入市被爆者、遠距離被爆者の認定に、低線量被爆、内部被爆 の影響を初めて認めた画期的な判決です。民医連の医師団意見書も大きな役割を果たしました。民医連の声明を医師・職員で共有しましょう。控訴に怒りを表明 し、引き続き各地の裁判を支援しましょう。
 診療報酬対応交流集会、職員の健康を守る交流集会、アスベスト問題交流集会など、第三七回総会方針にもとづく集会を開催しました。報告文書を読み学びましょう。
 第七次辺野古連帯行動を実施しました。新基地の「合意」は、半永久的に固定するものです。米軍基地移転・拡充に、岩国はじめ各地で反対運動が広がってい ます。たたかいの中で民医連の事業所は生まれました。夢とロマンをもって活動をすすめましょう。(事務局長・長瀬文雄)

(民医連新聞 第1381号 2006年6月5日)

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