民医連新聞

2009年4月6日

都営アパートで介護相談会を実施 健友会

【東京発】「普段できていても、病気などで急にできなくなったらご相談ください」「私たちはみなさんと介護や行政のサービスとの橋渡しです」。
 杉並区にある都営アパートの集会室で二月二〇日、介護相談会を開催。「体が動く私たちは、はじめから介護(サービス)は受けられないと思っている」との 言葉を受け、地域包括支援センター・ケア24西荻の大場所長や田代看護師が語りました。相談会には、自治会長はじめ住民九人が参加しました。
 このアパートは西荻窪診療所のそばに位置し、築五〇年の約一〇〇戸の四階建てでエレベーターがありません。高齢化にかかわる問題が懸念されています。相 談会は、当法人の西荻窪診療所グループが住民の生活実態や要望を知り、アパートの自治会に声をかけたもの。自治会も掲示板に案内を貼り、参加を呼びかけて くれました。
 「○○さん、最近見かけないけど?」「腰が痛くて歩けない。息子さんがときどき見に来てるよ」「他人を家に入れたくないので介護保険は使っていないらし いわ…」。近所の様子が話題になりました。ほかにも、「迷惑行為や不穏行動をする高齢者がいるが、誰に相談したらいいかわからない」などの悩みが出されま した。
 相談会は、毎月第三金曜に定例化。健康チェックも行います。西荻窪診療所の吉田事務長は「将来はアパートとその周辺住民対象の健康講座や健康まつりにもつなげたい」と話しています。
(塚本晴彦、事務)

(民医連新聞 第1449号 2009年4月6日)

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