民医連新聞

2006年9月4日

介護トピックス 高齢者の「困ったこと」にヘルパーがサポート くらしサポートセンターあったか

【愛知発】みなと医療生協のヘルパーステーションでは、六月より新たに「くらしのサポートセンターあったか」という事業をスタートさせることになりました。この事業は、地域の高齢者の「ちょっとした」暮らしの困りごとに、ヘルパーが少しでも応えようと始めたものです。
 この四月、高齢者・利用者も知らないうちに介護保険の改定が決まってしまいました。もっとも利用頻度の高い訪問介護サービスでは、その内容や時間などの 利用範囲に制限ができてしまいました。保険料は上がるのに、サービスが低下するという常識では考えられない内容です。
 高齢者の毎日の暮らしの困りごとはさまざまです。「くらしのサポートセンターあったか」では、介護保険制度とは別に、家事の支援などの生活援助、急な外 出や病院見舞いの同行、洋服や荷物の出し入れのお手伝いなどの身体援助を行っています。
 利用料は、保険が使えないため、事業所が設定した料金を負担していただきます。利用者さんからは、「正直なところお金はかかる。でも他の訪問サービスよ りも安く、自分だけではできないので」と、喜ばれています。
 周りに頼る人がいない高齢者などが「困った時」に頼りにできるサポートセンターをめざしたいと考えています。
(ヘルパーSTひだまり 浅井恵、ケアマネジャー)

(民医連新聞 第1387号 2006年9月4日)

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