民医連新聞

2006年10月2日

コンパス 2006.9.15.~16理事会から 医療・平和・暮らし守ろう「月間」で地域へ出よう

第八回理事会の主要テーマは、「秋の月間成功を含む、平和といのち・暮らしを守る運動を、全国的にどのように強めていくか」でした。
 評議員会でも明らかになったように、小泉「構造改革」路線のもとで、地域がズタズタにされ、真面目に生きている人びとの生活が、耐えられないまでに壊さ れています。一〇月の介護保険の改悪実施で、利用者から取り上げられる電動ベッドは二七万台、車イスは一一万台です。
 医療費自己負担が三割になった高齢者、リハビリ医療が続けられなくなった人、療養病床の食事・居住費の負担を強いられる人、まさに一〇月一日は「恐怖の 日」。小泉政治の五年間はなんと冷酷だったか。しかも、これでは終わらず、政府は今後、医療費を毎年二〇〇〇億円ずつ削減し、療養病床を二三万床も削減す る計画です。
 理事会は、今月間のスローガン「今こそ、地域に打って出て、守ろう医療・平和・暮らし、ひろげよう『共同』と『連帯』の輪を」を確認し、具体化することを決めました。
 全職員と共同組織の仲間の力で、仲間増やし、相談活動、二万人高齢者生活実態調査を成功させましょう。
 医療を崩壊から守ろう、と山梨県医師会長はじめ多くの識者が声をあげ始めました。九州・沖縄地協では一六六〇病院に呼びかけ、一〇月二九日に「今、日本 の医療があぶない 地域医療を守る九州・沖縄のつどい」を開催します。一〇月二七日には、全日本民医連、医労連はじめ多くの団体が共同し「医療の輝きはい のちの輝き 医師・看護師増やせ中央集会」を開催します。全日本民医連は、「医療崩壊を医療者と国民の団結の力で防ごう」との呼びかけを全国九〇〇〇の病 院に郵送します。全県連で訪問や対話など、連帯と共同を広げましょう。
 最近、NHK、テレビ朝日のJチャンネル、TBSの朝ズバなどが、民医連に取材を申し入れて来ています。地域で民医連の活動が注目されています。
 「看護師を増やせ」六六万筆の運動と医療実践を踏まえ、第八回看護介護活動研究交流集会を開催しました。
 「困難はたたかいと連帯の力で乗り越える(第三七回総会)」の立場でこの秋、おおいに奮闘しましょう。
(事務局長 長瀬文雄)

(民医連新聞 第1389号 2006年10月2日)

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