医療・福祉関係者のみなさま

2010年1月4日

キラリ民医連の医療・介護 すくすく育て新人医師・看護師研修合同発表会ひらく 島根・出雲市民病院

〇九年一〇月に新しく、研修医・新入看護師が研修成果を報告する合同発表会を行いました。
 職種をこえて、医療人として社会人として新人を育てること、チームワークやコミュニケーションを良くし、仲間同士成長し合う場として計画しました。タイ トルは「半年間の成長記録」。半年間の研修期間の中で一番印象深かった症例を提示し、学んだこと、がんばったこと、成長したことを発表しました。発表者は 研修医二人、新卒看護師五人で、発表時間は一〇分、発表スタイルは自由にしました。組合員さんや入院患者さんにも参加を呼びかけ、約六〇人が集まりまし た。
 研修医の一人は、脳梗塞で入院した患者さんとのかかわりを発表しました。患者は個性的な考え方の持ち主で、コニュニケーションが難しい人でしたが、その かかわりから「マニュアルが常に正しいわけではない」「多職種が協力して医療が成り立っている」「正しいかどうかわからない場合でも、やってみる価値はあ る」という教訓を得たと報告しました。
 もう一人の研修医は、初めて受け持った糖尿病の患者さんの症例を発表。
 組合員さんは「初めて受け持った患者に、一つひとつ苦労してがんばったようすが伝わった」「かっこ悪いことも含めて発表したことがすばらしい」と評価しました。
 新人看護師の一人は自分をひまわりの芽にたとえ、「目標という太陽の下で、母親のような先輩たちから水をもらい、患者さんという大地に根をおろして、立 派なひまわりに成長していきたい」と話し、自分のビジョンを七つの漢字にまとめ、花びらに描きました(写真)。どの発表も半年間の学びのすばらしさを示す 価値あるものでした。また発表をまとめる過程で、重点の内容を絞り、それを掘り下げ、新たな発見をする、そのことも成長につながっています。
 先輩たちの感想には、「形にしたこと、考えたことが宝」「発表に自分の将来像をとらえていた」「学びを共有することができた」などがありました。(研修委員会)

(民医連新聞 第1467号 2010年1月4日)

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