医療・福祉関係者のみなさま

2010年5月24日

沖縄に連帯し出発式 2010年国民平和大行進 東京

五月六日、青空の下で、二〇一〇年原水爆禁止国民平和大行進が東京江東区の夢の島から出発しました。一九五八年に始まった平和行進は五三回目。今年も全国の一一幹線コースと各地を網の目で行進します。
 出発集会で、原水爆禁止世界大会実行委員会の赤松宏一さんは、NPT(核不拡散条約)再検討会議の開催中に行う平和行進の歴史的な意義をのべました。
 NPT再検討会議のニューヨーク行動に参加して帰国したばかりの日本平和委員会事務局長の千坂純さんは「約七〇〇万筆の署名を会議の議長に手渡してき た。日本からの代表団一五〇〇人以上がシンポジウムや一万人パレードに参加した。街頭宣伝では署名が合わせて一一〇〇筆以上集まった。被爆者を先頭に六五 年間、訴え続けてきた核兵器廃絶の思いは確実に国連の中枢部に届いている」と報告。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長がNGOの国際平和会議の閉会式で のべた「今すぐ核兵器を廃絶しよう。核保有国に廃絶を訴えて、これからも圧力をかけ続けてください」との激励の言葉を紹介しました。
 ピースリレーでは、日本原水爆被害者団体協議会の山本英典事務局次長が「被爆者援護法をなんとしても国家補償にさせていきたい」と訴えました。
 「米軍基地を撤去させる」沖縄のたたかいを報告するため、沖縄民医連から山田義勝さん(沖縄県統一連事務局長)と安座間太一さんが参加しました。「沖縄 はいま、公約を破った鳩山首相に怒りが渦巻いている。普天間基地無条件撤去のためにたたかい続ける」と意気高く訴えました。
 そのほか日本山妙法寺や日本青年団協議会の代表が発言しました。また、広島まで通し行進する大越文さんと五十嵐成臣さんの二人が決意表明しました。
 約六〇〇人の行進者は銀座、数寄屋橋などを通り、新橋まで平和を訴えながら行進しました。

(民医連新聞 第1476号 2010年5月24日)

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