憲法を守ろう

2007年2月5日

学び、感動し、平和の決意 辺野古の支援・連帯行動 第10次

 全日本民医連は「第一〇次辺野古沿岸新基地建設反対運動の支援・連帯行動を一月一二~一四日に行いました。二三県連・五三人が参 加し、新基地建設予定地の海上調査を行い、辺野古でたたかう人びとと交流しました。参加者は、地元で命がけで基地建設に反対する人びとから学び、暖かで明 るく確信に満ちた人柄にふれて感動し、美しい海を破壊する米軍新基地建設の不当性を実感しました。

撮影・前沢淑子(東京民医連)

撮影・前沢淑子(東京民医連)

 辺野古の座り込み行動は、一三日で一〇〇〇日目になりました。民医連の支援・連帯行動は第一〇 次に。節目にあたる今回、辺野古でたたかう現地の人八人を招き、交流会を開催し激励しました。「ボーリング調査を阻止するたたかいで、民医連のみなさんが 支援に来ると、単管やぐらに鈴なりに登ってくれ、うれしかったし、励ましになった」と感謝の発言がありました。
 宜野湾市を訪問し、伊波(いは)洋一市長の出迎えを受け懇談しました。庁舎の屋上から普天間基地を一望し、基地の実態や、基地が市民にもたらす被害、市の対策などの説明を受けました。
 ヘリ基地反対協代表委員の大西照雄さんから、沖縄の歴史と反基地運動について学習しました。新基地建設の予定地である大浦湾の瀬嵩(せたけ)海岸では、 船に乗って海上調査。カヌー隊も繰り出しました。また、「いのちを守る会」を訪問。辺野古海岸ではキャンプシュワブへ抗議の声をあげました。
 アブチラガマ(糸数壕)や魂魄(こんぱく)の塔、ひめゆり平和祈念資料館などもめぐり、ひめゆり学徒隊の生存者の証言を聞き、多くの参加者が涙を流しました。

感性あふれる感想が

 参加者の感想を紹介します。「沖縄にたくさんの基地があることに驚いた。常に危険が隣り合わせ の生活。大変さを実感した」「米軍への思いやり予算を医療・福祉にまわせば、国民は充実した生活が送れると思った」「美しい自然を破壊して基地をつくるな んて絶対に許せない」「実際に体験し、価値観が変わった」など。また、「多くの人が長い間運動を続けて来たことに畏敬の念を持った」「民医連で働く意味を 考え直した」「職場で真剣に、率直に今の世の中について話し合いたい」など、経験を行動につなげる決意を表していました。(稲原資治・全日本民医連事務 局)

(民医連新聞 第1397号 2007年2月5日)

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