医療・福祉関係者のみなさま

2010年8月16日

ポイントカードで大盛り上がり 老健よどの里デイケア

【大阪発】当デイケアは、男性利用者が四割を占め、六〇~七〇歳代の比較的若い人が多く、にぎやかなデイです。もっとデイを楽しんでもらおうと、七月から「ポイントカード」を導入しました。
 「昼食後にうがい(口腔ケア)をしたら一ポイント」「リハビリをしたら一ポイント」とポイントをためます。利用者が少なく盛り上がりに欠けると思う日に は、「主任を笑わせたら一ポイント」という番外編も(みんな必死で駄洒落を考えていました)。「今日はポイント二倍デー」と言ったら大歓声が起こり、「何 したらポイントくれる?」と目の色が変わりました。
 これまで、声をかけても食後のうがいをしない人が多かったのですが、今は洗面台の前が大渋滞するほど。「はよ(ポイントの印を)押してや」と口ぐちに叫 びます。失語症がある利用者が職員に寄ってきてカードを示し、「ウー、ウー」とアピールする場面も。利用者同士、お互いのポイントが気になるようで、「私 は、週一回しか来ないからたまらない。増やしたい」などの声も出ています。
 タオルなどを寄付してもらい、ポイントをためた人への景品にと考えています。「一〇〇〇ポイントで職員と買物に行ける」など、利用者の意欲を高めること なども検討中です。「楽しいこと」を利用者さんと創造していきたいと思っています。
(吉田章、事務)

(民医連新聞 第1482号 2010年8月16日)

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