民医連新聞

2007年7月2日

「地域医療を守ろう」中四のつどいに468人 中国四国地方協議会

 六月一〇日、中国四国地協は、医師不足や医療制度改悪を考える「地域医療を守る中国四国のつどい」を岡山県で開きました。民医連外の医師・医療従事者も参加し、四六八人が集まりました。
 記念講演は、本田宏さん(済生会栗橋病院・外科部長)と小山田恵さん(全国自治体病院協議会長)。
 本田さんは「日本の医療費は安く抑えられ、医師はクタクタになるまで働かされている。絶対数が足りていないからだ」と、数値を示して語りました。
 小山田さんは「危機に瀕している地域医療をいかに守るか」をテーマに講演しました。
 シンポジウムでは、中国四国地協が行ったアンケート(中国四国地域の一三〇〇病院、回答は一〇三病院、八・五%)の結果を報告しました。九一%の病院 が、「医療制度改革が地域医療の崩壊を招いている」と回答し、七四%が「減収・減益」と答えました。フロアからも医師・看護師不足の実態が報告されまし た。
 参加者は「この内容をもっと社会にアピールしたい」、「地域ごとに医療関係者に呼びかけて、集会を開こう」と感想を話しました。

(民医連新聞 第1407号 2007年7月2日)

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