民医連新聞

2007年8月6日

中越沖地震で支援 新潟民医連が医療スタッフ派遣

 七月一六日に発生した新潟県中越沖地震では、被災者の健康被害が心配されています。新潟民医連は翌日すぐに医師・看護師を派遣し、救援にあたりました。全日本民医連も被害の大きい柏崎市と刈羽村に義援金を届けました。

 新潟民医連は一七日、県の災害緊急医療支援(D―MAT)の要請を受け、下越病院から末武修史医師と河野恵美子医師、安達豊美看護師を派遣。柏崎市内の病院で救急対応にあたりました。また新潟災対連などは、救援共同センターをつくりました。
 一八日に長瀬文雄・全日本民医連事務局長と北村眞次長が現地入り。大越実・新潟民医連事務局長と柏崎市と刈羽村に計二〇〇万円の義援金を届けました。
 柏崎市は高齢者の多い地域です。水道とガスの復旧が遅れ、多くの人が今も避難所生活を続けています。気温が上昇するこの時期、食中毒や感染症の危険性が 高くなり、避難所ではエコノミークラス症候群が増えています。今後は精神的なケアや血栓症防止などが求められています。
 新潟民医連では、救援協同センターと連携し、消毒アルコールなどの物資支援、避難所以外の高齢被災者宅を訪問するボランティアを募集しています。あわせて「支援募金」を募集も行っています。

(民医連新聞 第1409号 2007年8月6日)

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