民医連新聞

2007年11月19日

保険でよい歯科医療を 「歯は命」 10・28決起集会ひらく

 「歯は命 歯科医療危機突破一〇・二八決起集会」を東京都内で開き、全国から歯科医師、衛生士ら約五八〇人(うち民医連二〇五人)が参加しました。

 「保険で良い歯科医療を」全国連絡会、全日本民医連、全国保団連など五つの団体でつくる実行委員会が主催。歯科医療で保険の給付範囲を広げ、患者の窓口負担を軽減し、歯科診療報酬を引き上げる要求をアピールすることが目的です。
 基調報告は保団連歯科代表の宇佐美宏さん。「日本歯科医師会の調査で、二人に一人が『歯や口腔に異常を感じていても歯科治療に行かない』と回答した」と実態を報告しました。
 「保険で良い歯科医療を求める請願署名は二〇万筆を超え、また一一都道府県の二七市町村議会で意見書が採択された。運動の広がりに確信をもって、今集会を起爆点に実現めざして運動をすすめよう」と訴えました。
 リレートークでは、歯科医師、衛生士、患者ら八人が発言しました。
 東京民医連相互歯科の衛生士・小玉奈緒美さんは、「貧困家庭の児童が歯科治療を受けられず、むし歯だらけ」という事例をあげ、「経済格差が健康格差、育児格差につながっている」と発言しました。
 北海道勤労者歯科医療協会の衛生士・吉村弓子さんは署名活動について発言し、「私たちが掲げる要求は患者さんと共通することを実感した。だから、一万筆が集まった」と報告しました。

(民医連新聞 第1416号 2007年11月19日)

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