民医連新聞

2007年12月3日

第8回 学術・運動 交流集会 広島から届けた憲法いかし、平和と命守る声 役割と展望 鮮明に

 「広島からとどけよう、憲法を生かし、平和といのち守る声を!」。第八回学術・運動交流集会を一一月一六~一七日、広島国際会議 場で開き、約一一〇〇人が参加しました。「社会が直面する問題に民医連がどう立ち向かっているか、そのモデルがここに結集した」と田中眞治実行委員長があ いさつ。まさにセッションや発表演題は、医療の崩壊、格差・貧困、平和問題などに鋭く切り込むものでした。各会場で講師・演者・参加者を交え、熱心な討論 が交わされました。

 広島は特別の地。肥田泰全日本民医連会長は「私たちの未来は、いのち・暮らし・平和を守る運動を強め、政策転換を迫ることで開ける。核兵器の使用は、治療を不可能にしてしまう。この地で実感し考えよう」と呼びかけました。
 齋藤紀(おさむ)広島民医連会長は「みなさんのいる場所は爆心地そのもの。全国八つの原爆症認定訴訟で、被爆者とともに民医連医師団が力を尽くし、六つ で勝利した」とのべ、引き続く支援・署名を呼びかけました。秋葉忠利広島市長からメッセージも届きました。
 記念講演は伊藤真さん。「いまこそ『憲法の力』をつけよう」と題し、日本国憲法の魅力と先進性を明快に語りました。
 セッションは一二テーマで行われました。前半は大型が四つで、講演とパネルデスカッション、シンポジウムでした。後半は九セッションで、実践的な内容でした。
 二日目は一一会場で口演、二会場でポスター発表が行われました。演題登録数は計五五五。活発な質疑・討論を行い、各地のとりくみを学び交流しました。各 会場ごとに、今期の民医連表彰の推薦演題が選ばれました。また、集会の成果は、来春の三八回総会に反映されます。

(民医連新聞 第1417号 2007年12月3日)

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