民医連新聞

2012年9月3日

首相、原発すぐ止めて

 【金曜官邸前抗議メンバーが首相と面談】毎週金曜日に「大飯原発即時停止」などを求めて首相官邸前抗議行動を続けて きた「首都圏反原発連合(反原連)」が八月二二日、野田佳彦首相と官邸内で面談しました。首相は従来の政策を繰り返すにとどまり、反原連のメンバーは「原 発をやめると明言しない限り、抗議行動を続ける」と伝えました。
 反原連の要求は大飯原発再稼働の中止、停止中の全原発を再稼働させない、全原発廃炉の政策への転換、原子力規制委員会人事案の撤回です。
 反原連のミサオ・レッドウルフさんは「命を基準に政策を。何年先にどうするではなく、一刻も早く(原発を)ゼロにする決断を希望する」と求めました。抗 議行動で仲間とドラムを叩くイルコモンズさんは「ネバー、ネバー、ネバーギブアップ」との野田首相の言葉に触れ、「私たちは決して決して決してあきらめな い」と表明。「三月一一日の事故と失われたものを絶対に忘れない。政府が『原発をやめる』と子どもにも分かる言葉で言わない限り、抗議をやめない」と訴え ました。
 面談中、官邸前では一〇〇人超が炎天下で「再稼働反対」と声をあげ続け、面談を終えたメンバーを大歓声で出迎え。メンバーは「官邸の中まで皆の声が聞こ えて勇気づけられた」「再稼働を止めるまで、抗議行動を大きくしよう」と報告しました。
 民医連職員の下河雅彦さんは「いま踏ん張らないと」と参加。「ボランティアで入っている福島の気持ちを背負って来た。今日のことも伝える」と話していました。

(民医連新聞 第1531号 2012年9月3日)

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