憲法・平和

2014年4月7日

憲法なう(12) 平和主義(2)

【条文や解釈の変更を狙われている九条とは?】
 周辺国との軋轢(あつれき)を背景として、集団的自衛権の行使容認を目指す安倍政権の動きが本格化しています。彼らがいうように、憲法九条は時代遅れで変えなければならないものなのでしょうか?
 戦争の放棄を定めた憲法九条は、無抵抗主義の規定ではなく、先の大戦への反省を踏まえ、争いが起きたときに、対話などの戦争以外の手段で解決すること、 すなわち平和主義を採ることを宣言したものです。高度に情報化され、世界各地の人々とつながれる現代こそ、話し合いでの解決がより可能な時代であり、憲法 九条の理念が輝くはずです。
 九条を時代遅れと決めつけ、いたずらに危機感を煽って武力行使を可能にしようとする政権の姿勢には、「いつか来た道」へと向かう危うさを感じてなりません。

明日の自由を守る若手弁護士の会

(民医連新聞 第1569号 2014年4月7日)

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