子育て支援に新たな一歩

奈良・健生会土庫病院

　５月26日、土庫こども診療所病児保育園「ぞうさんのおうち」の開設式をおこないました。冒頭、当法人の横山知司理事長が「こどもの健康は社会を映す鏡。住みやすい町づくりの一助になれば」とあいさつ。当日の様子は新聞社四紙が報道し、地域からの期待の大きさを感じるものとなりました。
　「ぞうさんのおうち」は委託を受けた大和高田市だけでなく、周辺三市五町とも協定を結び、県内では貴重な広域利用のできる病児保育園です。友の会の今井光子副会長からは「子育てしながら働き続けたいという親の願いが原動力となって、この保育園が実現した。ここには安心して子どもを預けられるメンバーが揃っています」との祝辞が送られました。
　診療所では、四月から開始した無料低額診療事業も活用しながら、子どもの貧困に立ち向かい、地域の子育て支援まで活動を広げ、がんばっていきたいと思います。
（高崎大史）

いつでも元気　2015.08　No.286