くすりの話
1997年8月1日
くすりの話 8 民医連の安全対策は?
Q:効果が薄い薬や安全性が確立していない薬が販売されていることを『いつでも元気』ではじめて知りました。恐ろしいですね。民医連では何か対策をとっているのですか?また、私たち患者は何に気をつけたらいいのですか?
A:民医連の病院では、薬を購入する際、安全性と有効性を検討する薬事委員会があり、そこで購入を決定します。
医師は、いろいろな可能性を考えながら薬を処方しますが、薬が患者さんにどうしても合わない場合があります。合わないときは、どうして合わないかを調べ、 薬を変更したり、量を加減してみます。患者さん自身が薬に対して「おかいし」と感じたり、わからないことがあれば、必ず医師・薬剤師に相談しましょう。
民医連では、全国の民医連の病院・診療所・保険薬局から副作用の情報を集めています。これは、厚生省が全国から集める副作用の情報に匹敵すほどの数です。 それだけ民医連では、安全確認を強化しています。集められた薬の問題点は、厚生省や製薬企業にどんどん知らせ、改善させています。
民医連では、安全性や有効性に疑問のある薬を排除するだけではなく、本当に患者さんに必要な薬だけを認可するよう、厚生省に要請しています。 患者・国民のみなさんとともに、安全で有効な薬が提供できるよう、これからもがんばります。
いつでも元気 1997.8 No.70
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