憲法・平和

2016年6月7日

“社会保障は国の責任で” 憲法25条守る集会

 「人間らしく生きることのできる社会保障・社会福祉は国の責任で」。五月一二日、東京・日比谷野外音楽堂で「憲法25条を守る共同集会」が開かれ、医療・福祉関係者や障害者など三五〇〇人が参加しました。伊藤真美さん(花の谷クリニック院長)、井上英夫さん(金沢大学名誉教授)、本田宏さん(医療制度研究会副理事長)らの呼びかけです。
 生活保護問題対策全国会議代表幹事の尾藤廣喜弁護士が基調報告。貧困率の悪化や餓死者の増加など格差と貧困の広がりを指摘。「九条、二五条はじめ日本国憲法を守る運動を強めよう」「一票の力で政治を主権者のものに」と訴えました。
 当事者や医療・介護労働者が登壇。第二子が保育園に入れず、復職できなかった女性が「『保育園落ちた』のツイートを知り、『私のことだ!』とテレビにかじりついた。緊張しながら国会前に行った」と語りました。「一日おきに入浴したい、冠婚葬祭に参加したい、それがぜいたくですか」(生活保護受給者)、「慢性的な人手不足と介護報酬の引き下げ。結婚が決まっているが不安」(特養老人ホーム職員)などの発言が続きました。
 集会後、国会に向けてデモ行進をしました。

(民医連新聞 第1621号 2016年6月6日)

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