いつでも元気

2004年1月1日

あけましておめでとうございます。

非営利・協同の旗を掲げ、さらに大きく強い仲間づくりを

高橋 孝治
(全日本民医連共同組織活動交流全国連絡会会長)

 新しい年のはじめ、おめでとうございます。
 昨年は私たち共同組織にとって、記念すべき輝かしい年でした。私たちは全国民といっしょになって健康保険改悪反対に立ち上がり、政府・与党を追いつめま した。
 宿願であった『いつでも元気』五万部と三百万人の仲間づくりを達成しました。
 第七回共同組織活動交流集会は首都東京で開きました。交流集会で語り合われた「医療と健康、助け合い」の活動や教訓は、医療生協、友の会の組織の違いを 乗り越えて、全国の仲間たちに感動と共感を呼び起こし、自発的な交流ととりくみがはじまっています。
 また、私たちと同じように、全国各地域で「安心して住みつづけられるまちづくり」の実現に力を尽くしている団体や組織との共同を前進させました。私たち が民医連とともに掲げる「非営利・協同」の旗印と、これに真っ向からとりくむ活動に熱い視線と感動が寄せられています。
 世界を思うままに支配しようとするブッシュ・アメリカや、日本を自分たちのいいなりにしようとしている財界の攻撃は、ますます激しくなっていくでしょ う。共同組織や民医連で構成される「非営利・協同の集団」の存在と役割は、ますます重要になります。
 ことしは〇三年の勢いをさらに促進し、民医連としっかり手を結び、仲間を増やし、『元気』を増やしていこうではありませんか。

「いのちは平等」憲法をまもり、平和・福祉の国づくりを

肥田 泰
(全日本民医連会長)

 『いつでも元気』読者のみなさん、新年おめでとうございます。
 昨年一一月の総選挙では、国民生活を守り憲法を擁護する勢力が後退し、財界主導の政治がいよいよ露骨にすすめられようとしています。
 財務省からは診療報酬五パーセント切り下げ案もだされ、医療を受ける側も、提供する側も大変厳しい状況がひろがっています。平和・医療・福祉をめぐる国 民と政府・財界のつなひきはいよいよ正念場を迎えます。
 私たちがかかげる「いのちは平等」は、人類の普遍的価値です。民医連は困難な状況にめげることなく、「医療・福祉宣言」で提起した、安心・安全・人権を まもる医療・福祉の実現をめざし、「非営利・協同」の立場で、安心して住みつづけられるまちづくり、憲法をまもり平和・福祉の国づくりの活動を強めます。
 読者のみなさんも、ぜひ職員とともにこのとりくみに参加してください。
 昨年九月に開かれた、第七回共同組織活動交流集会は二七〇〇人の参加で大成功をおさめました。生きいきしたまちづくりの経験が豊富に交流され、全国の仲 間が勇気づけられました。
 二月には埼玉県で全日本民医連の三六回総会を開きます。共同組織三百万、『元気』五万部達成を次の飛躍への足がかりとし、民医連運動をさらに発展させる 意思統一の総会にしたいと考えています。
 ひとつひとつの事業所がさらに地域にしっかり根をはり、みなさんとともに医療・福祉が充実する世の中をめざし、ともにがんばることを表明し、新年の決意 とします。

いつでも元気 2004.1 No.147

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