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2017年5月2日

特集「私と憲法」 お昼休みに気軽に学ぼう

文・写真 寺田希望(編集部) 

 宮崎民医連は4月から全職員が憲法学習を始めています。
 それに先駆けて、県連青年ジャンボリーでは「若手職員に憲法を知ってもらおう」と、3月15日にランチョンカフェを企画しました。

 会場は宮崎生協病院に隣接する宮崎医療生協本部会議室。職員が集まりやすい昼休みに開催し、38人が参加しました。地元で活躍する若手弁護士・金丸祥子さんが「日本国憲法のチャームポイントを知ろう!」と題し講演しました。

きっかけは「ミヤワカ」

 ランチョンカフェのきっかけは昨年、野党共闘を進める市民運動の中で結成された「ミヤワカ」(憲法を考える宮崎若者の会)でした。ここにはさまざまな職場で働く若者が集います。
 ジャンボリー事務局で宮崎生協病院健診科の畠山大輔さん(26)も参加する一人。昨年末にミヤワカが企画した憲法カフェで金丸弁護士の講演を聞きました。
 「大学時代は憲法の授業がピンとこなくて、追試を受けるくらいでした。ミヤワカで学習して、『憲法を守るのは国民じゃなくて国だ』と知り衝撃を受けました。この事実を職場のみんなにも伝えたいと思い、ランチョンカフェを企画しました」と畠山さん。
 畠山さんが事務局を務めていることもあり、「準備が進めやすい」とジャンボリーで企画することに。ランチョンカフェ開催を知らせるニュースを作って、各職場に配りました。また、職責者から参加を促してもらえば若手職員も参加してくれるだろうと考え、管理部や看護師長に協力をお願いしました。さらに、宮崎医療生協労働組合も企画に賛同してくれ、お弁当を用意してくれました。

ランチョンカフェには医師も参加していた

ランチョンカフェには医師も参加していた

みんなが幸せに生きる

 金丸弁護士は「日本国憲法は、国民一人ひとりが幸せに生きるために『国が守るルール』として作られました。どの時代にも弱い立場の人は生まれてしまうけれど、その人も幸せになる権利がある。国はその権利を守らなければいけません」と講演。会場から自民党の改憲草案について聞かれると、「国民にも憲法尊重の義務があると書かれていて、憲法の意味を理解していない内容だ。おかしい」ときっぱり。
 ランチョンカフェに参加した宮崎医療生協総務の西大地さん(26)は「弁護士さんは親しみやすく、説明も分かりやすかったです。憲法は国が守るものだと、若手職員にしっかりと伝わったと思います」と話します。
 宮崎生協病院看護師の上村侑名さん(24)は、安保法制を巡る報道を見て、違和感を覚えるように。「それまで憲法について考えることはあまりなかったけれど、あの時は私たちの意見が通らなかった。政治家が勝手に、しかも無理矢理決めていくのはどうかなと思いました」。
 普段病棟で勤務していると、生活保護を受給していて1人暮らし、頼れる友人もいなくて退院後の生活に不安を感じる患者さんも多く、「憲法25条が定める生存権を国は守っていない」と上村さん。
 西さんも上村さんも、今後はもっと憲法のことを学んで周りの人にも広げたい、と意欲を見せます。西さんは「どうして憲法を変えてはいけないのか、相手が納得してくれるように説明できるようになりたい。そうすれば憲法を守る人たちの輪も広がると思います」と言います。
 畠山さんは「まずはみんなに憲法について関心を持ってもらいたい。今後も若手職員が参加しやすい企画を考えたいです」と話してくれました。

いつでも元気 2017.5 No.307

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