憲法・平和

2018年5月8日

患者さんの思い 署名につないで 大阪田島診療所

 大阪・田島診療所の朝は、「今日も署名がんばりましょう!」で始まります。同診療所では「署名のバトンリレー」にとりくんでいます。バトンを持つ職員が「○筆集める!」と目標を決め、達成までみんなで集めた署名もその人へ。達成したらバトンを次に託します。
 署名数トップは事務の中村尹順さん。「憲法九条がある日本が戦争する国になるなんて思っていなかった」と話します。署名をしぶる人には「戦争になったらどうしますか? 武器をなくすことに反対ですか?」などと話し、応じてもらいます。
 原動力は、憲法学習と二年前に行った患者への戦争体験の聞き取りです。「話を聞いた九〇代の患者さんは、今は語れなくなってしまった。『戦争してはいけないと子どもたちに伝えて』と託された思いを、私が実行しないと」と畑麗古さん(看護師)。鈴木優香さん(看護師)は、「三人の息子を戦場に行かせたくない。『九条変えたら戦争する国になるんよ』と話しています」。
 毎月の駅頭宣伝も行い、法人の事業所で署名数トップをめざしています。

(民医連新聞 第1667号 2018年5月7日)

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