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2018年6月29日

守りたい9条 
憲法集会に6万人

文・新井暦(編集部)  写真・五味明憲

 5月3日の憲法記念日に全国各地でいっせいに集会やデモ、宣伝などが行われました。東京臨海広域防災公園(江東区)には6万人が参加して「9条改憲NO! 平和といのちと人権を! 5・3憲法集会」が開催され、「いいね! 日本国憲法」「安倍政権退陣」とプラカードを掲げてアピールしました。
 壇上で作家の落合恵子さん、一橋大学名誉教授の山内敏弘さんをはじめ学者や市民がリレートーク。立憲民主党の枝野幸男代表、民進党(当時)の大塚耕平代表、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の又市征治党首が連帯の挨拶をし、自由党の小沢一郎代表がメッセージを寄せました。

確実に次の世代へ

 千葉・船橋二和病院健康友の会事務局長の岡本功さんは「今、安倍政権はやりたい放題。このままでは、戦後70年以上、国民が大切にしてきた9条のカタチが変えられてしまう。この憲法を確実に次の世代に手渡すために、地域で取り組みを広げていきたい」と意気込みを語りました。
 東京・三多摩健康友の会の渡邉正郎さんは「いよいよ正念場。私の住んでいる地域には米軍横田基地がある。今年の夏をめどにオスプレイの配備が検討され、日夜危険な訓練が行われる“訓練基地”へと変貌しようとしている。憲法9条を持つ国で、こんな横暴は許されない。そのうえ改憲などもってのほか」と強調しました。
 東京・立川相互ふれあいクリニック職員の加藤徹さんは「安倍首相が期限を区切っての改憲に意欲を示した1年前とは潮目の変化を感じるが、まだまだ油断はできない。今日のスピーチを聞いて、野党と市民の共闘がよりいっそう進んでいると感じた。憲法を守る意志を今後も示していきたい」と話しました。

署名1350万筆突破

 集会では3000万人を目標に取り組む「安倍9条改憲NO! 憲法を生かす全国統一署名」が1350万筆を突破したことを報告。これは2015年の「戦争法の廃止を求める 2000万人統一署名」を上回るペースです。
 このほか、憲法記念日を中心に、全国280カ所以上で集会や宣伝などがありました。

いつでも元気 2018.7 No.321

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