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2018年12月4日

介護の未来かかった裁判 完全無罪を 特養あずみの里業務上過失致死事件裁判で無罪を勝ち取る会

 一一月二三日、長野県内で開かれた「無罪判決で介護の未来を守る集会~あずみの里刑事裁判の完全無罪を求めて」の様子を報告します。
 (丸山いぶき記者)

 特養あずみの里業務上過失致死事件裁判で無罪を勝ち取る会は一一月二三日、「無罪判決で介護の未来を守る集会」を開き、県外の二五〇人を含む五五〇人が参加しました。開会あいさつに続き、看護学者の川嶋みどりさんや県看護協会会長などのメッセージ、県老人保健施設協議会会長が集会参加を呼びかけたことが紹介されました。
 弁護団長の木嶋日出夫弁護士が「裁判の経過と3つの争点」と題し報告。金枝真佐尋弁護士は「まじめな人ほど、裁判で争うことは反省すべきことから目を背けていると感じるかもしれません。しかし現場での振り返りと、刑事裁判で危険な行為として処罰されることは違います。裁判官も世論に無関心ではありません。支援の輪を広げてください」と訴えました。
 介護現場からの声として二人が発言。新潟県医労連の仲間六人でかけつけた、新潟民医連・特養はるかの介護福祉士、遠藤豊さんは、「完全無罪を勝ち取りたい。一二月と三月には、松本地裁を人の輪で囲みましょう」と呼びかけました。被告人とされた看護職員があいさつ。「介護の未来がかかった裁判だと確信してたたかっています。ご支援をお願いします」と訴え、会場から力強い激励の拍手が起こりました。
 一〇月一日、検察は論告・求刑を行いました。一二月一七日に弁護人の最終弁論、二〇一九年三月二五日に判決言い渡しが行われます。
 無罪を求める要請署名の到達は、旧署名一九万八二八一筆、新署名二〇万九五二九筆です(一一月五日現在)。


全日本民医連からの行動提起

○支援の輪を広げましょう
・県看護協会、介護福祉士会、施設団体など地域の看護、介護の団体、患者家族会などに裁判支援の申し入れを行いましょう
・地域でのこれまでのつながりをいかした申し入れをしましょう
・裁判の現状を正しく理解し、説明できるよう学習しましょう
・「無罪を勝ち取る会」への加入をお願いしましょう
・署名を広げましょう
○カンパのお願い(振込先)
長野銀行 本店 普通 8828733 無罪を勝ち取る会

(民医連新聞 第1681号 2018年12月3日)

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