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2019年1月31日

昔ばなし苦労話自慢話 
「あったか~い」

医療や介護の現場で使える回想法を紹介。懐かしい写真を通して会話が弾めば班会やサロンが活性化、認知症予防にも。懐かしい写真と回想のヒント、そして会話のコツを紹介します。

写真・熊谷元一(1950年撮影)

写真・熊谷元一(1950年撮影)

 今ではほとんど見かけなくなったダルマストーブ。
 昔はやかんを載せたり、教室で弁当を温めたことも。
 皆さんの思い出は?

チャンチキと鳴らせば

 昔、カラオケもない時代は酒を飲んでは茶碗を叩き、民謡や流行歌を歌ったものです。班会やサロンで茶碗を♪チャンチキと鳴らすと、自然と「月が~わびしい路地裏の~」(『チャンチキおけさ』から)と歌う人が出てきます。
 一定のリズムの音があると、いろいろな思い出を呼び覚ますことができます。自転車のベルを♪チリリンと鳴らすと、「お使いは自転車で~」(『お使いは自転車に乗って』から)が歌えます。『三つの歌』を歌ってから、トライアングルを♪チリチリリンと鳴らすと、有名なNHKラジオ番組を思い出す人もいます。
 打楽器による会話も楽しいものです。会話や発語が不自由な方でも、団扇太鼓を渡し、「これから私とチンドン屋をしましょうね」と前置きして♪チンチンと鐘を鳴らせば、見事に♪ドンドンと返します。
 さらに♪チンチキチと鳴らせば♪ドンドコドンと返し、これを繰り返すと笑顔になります。言葉がなくても、二人の会話が成立した瞬間です。言語障害などで言葉がすっと出ない方も、工夫次第で主役になれます。


 鈴木正典さんの講演会が埼玉県さいたま市で行われます

「患者、利用者との信頼関係を築く回想法」

日時
3月23日(土) 
午前10時~午後3時、講義と実習
会場 
ソニックシティ
(JR大宮駅西口徒歩3分)
参加費 
4000円
申し込み 
NPO法人シルバー総合研究所
ホームページから
http://www.silver-soken.com/
問い合わせ 
同研究所( 048-711-7144)

いつでも元気 2018.2 No.328

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