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2019年6月4日

ごはん食べてる?  新入看護職員向け調理実習/埼玉協同病院 ~おいしく、楽しく、「食」のヘルスプロモーション(5)~

 医療生協さいたまがHPH活動の一環としてとりくむ職員の健康づくり。埼玉協同病院では4月10日、新入看護職員を対象に社会人基礎力トレーニングの一環として食事バランスについて講義と調理実習を行いました。

 前半は食事バランスについての講義と、チェックシートを用いて食生活の振り返りを行いました。食事を可視化することでバランスの偏りに気づき、「忙しくても自分の食事を大切に考えたい」「3食欠かさずバランスを考えて食べたい」という声がありました。自分の体を食事の面からメンテナンスすることの重要性を感じられたようでした。
 後半の調理実習では、餃子をつくりました。ベースとなる餡(あん)(タネ)にトマトやアボカド、チーズや大葉などの具材を組み合わせてアレンジ。具材の組み合わせや包み方など各班でアイデアが飛び交い(中には水餃子をつくる班も)、個性あふれる餃子づくりとなりました。
 実習後の振り返りでは、成功の鍵として「役割分担」「笑顔」といった要因があげられ、「チームの一員として周囲に目を向けて状況を見ながら自ら動くことが大切だと思った」「お互いに補い合い、できることを積極的に見つけることが大切だと感じた」「誰もがアイデアを否定せず、肯定的な態度で受け入れていたところがよかった」といった気づきがあり、実習の目的のひとつ「チームで働く力」について学びを深められました。
 料理教室は普段、料理のスキルを高めることやレシピの幅を広げることを目的としますが、今回の実習を通して私自身も料理が職員育成に貢献できることやコミュニケーションツールになることなど、料理の新たな一面に気づくことができました。講義と実習を通して得た気づきや学びを現場や実生活に活かすとともに、彼らの今後の活躍を応援しています。

(影山知香、管理栄養士)


つくり方(餃子約20個分)
(1) ニラ2本は5mm幅に、キャベツ60gはみじん切りし、豚ひき肉120gと混ぜる
(2) (1)に、しょうゆ小さじ2、酒小さじ2、ごま油小さじ1、ニンニク、しょうがみじん切り各2gを合わせてこねる
(3) 餃子の皮の中央に具をのせ、皮の端に水をつけ、ヒダを寄せて包む
(4) フライパンに油をひき、餃子を並べて焼く。色が変わったら水を少し加えてふたをして蒸し焼きにする
(5) 最後に少量のごま油を回しかけ、パリッと焼き上げる

(民医連新聞 第1693号 2019年6月3日)

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