民医連新聞

2019年6月18日

5月の全日本民医連理事会 概要

 参院選をにらんだ動きが活発になっています。自民党は、痛みを伴う社会保障「改革」を参院選後にねらっています。理事会で、一橋大学名誉教授の渡辺治さんが、情勢学習会「統一地方選挙の結果、憲法・参議院選挙をめぐって」を行いました(前号掲載)。
 統一地方選結果と各地の状況などを共有し、参院選にむけたとりくみの強化を確認しました。全職員、患者・共同組織のみなさんの投票で9条改憲を阻止し、社会保障の未来を語って生活の希望を見出せる参院選にしましょう。
 綱領を学ぶ大運動は、3月からの累計で学習会765回、参加のべ数6019人の到達(5月16日現在)。韓国で「山宣」こと山本宣治の本が翻訳されました。民医連の源流である無産者診療所は、山宣暗殺に抗議し、たたかい傷ついた人びとと貧しい人びとのため設立され、山宣の生きざまとその時代の民主化運動が健康権実現の運動に結びついていました。綱領学習の中でも学びましょう。
 特養あずみの里裁判の東京高裁のたたかいに向けて日本看護協会と懇談を行いました。新パンフレットと新署名も準備しています。とりくみを強めましょう。
 宮城民医連が2018年度災害公営住宅訪問調査を実施。日常的な近所付き合いが「ない」が4割を超え、家賃支払いなどの経済的な負担感を訴える人ほど、周囲との人間関係が希薄になっている傾向。家賃の支払いについては、「大変苦しい(19・1%)」「やや苦しい(29・6%)」と5割近くの入居者が、家賃が負担になっている、と回答しています。
 医療介護福祉部の松原為人理事が、医療の質の向上・公表推進事業2018年年間報告をしました。
 旧優生保護法下での強制不妊手術等に対する民医連の見解(案)が提案され議論しました。
 出された意見を踏まえ、職員の学習を促進できる資料も合わせてプロジェクトチームでの作業を継続します。

(民医連新聞 第1694号 2019年6月17日)

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