民医連新聞

2019年8月6日

第3回評議員会のポイント 岸本事務局長に聞く 綱領学習で民医連運動に確信を持ち総会を迎えよう

 全日本民医連は8月17~18日に都内で第3回評議員会を開きます。評議員会の方針となる議案が発表されました(7月19日付号外)。岸本啓介事務局長にポイントを聞きました。

憲法をまもる選挙

 参議院選挙が7月21日に行われました。19日の理事会で議案を決定したため、選挙の結果は議案に反映されていませんが(2面に会長声明)、この選挙を第43回総会の流れといっしょに押さえる必要があります。
 第43回総会スローガンの一つに「憲法をまもり生かす国民的運動に参加し、人権、民主主義が輝く平和な未来を切り拓こう」とあります。民医連は「改憲させない」ことを43期の最大の運動課題としてとりくんできました。
 振り返ると安倍首相が改憲しようと宣言してから800日以上、まともに憲法審査会で審議ができない状況です。選挙結果は、改憲勢力の議席が3分の2を割りました。自民党が議席を減らしたのは、野党共闘で議席を伸ばしたためです。これで憲法を変える手続きに入れません。国民の改憲させない思いが大きく飛躍した結果です。
 議案で強調している13項目の共通政策は戦争法と憲法改悪だけでなく、辺野古新基地建設反対、消費税10%引き上げ中止、社会保障の財源についても記載しています。これは新しい日本の姿を示しています。
 しかし与党が過半数を占めたことで、国会でまともに議論されない問題があります。たとえば5年に一度、年金財政について公表する義務があり、本来なら今年の3月頃に公表するものを、安倍政権は公表していません。このように安倍政権にとって、不都合な情報を出さない政治が続くと予想されます。
 よりいっそう市民の運動が大切になります。憲法と社会保障改悪を焦点に、大いに運動しましょう。

綱領学習参加100%に

 第44回総会は民医連綱領改定から10年の節目です。この激動の10年を次の総会で大いに振り返りましょう。そこで4つの視点を提起しました。
(1)「無差別・平等の医療と福祉」の今日的な探求として、健康権、人権を守る日常の医療・介護活動を共同組織とともにいかに発展させてきたか。
(2)「開かれた民医連」として、「架け橋」から「総がかり」へ、事業の連携としても、運動としても、まちづくりとしても、いかに共同と連帯を広げてきたか。
(3)非営利の医療・介護複合事業体としての事業展開、健全な経営活動実践がどこまですすんだか。
(4)「組織の使命と個人のやりがい」を一致させるとりくみ、民医連運動を次世代につなぐ育成活動はどこまですすんだか。
 いま行っている綱領学習運動が土台になります。必ず100%の職員参加をめざし、この4点だけにこだわらず議論し、確信を持ち、総会を迎えましょう。

「2つの柱」と医師問題

 第3章は重要課題を7点あげています。中でも「医療・介護活動の2つの柱」とまちづくりを一体にすすめることが焦点です。
 第43回総会では地域の福祉力を呼びかけました。しかし、まだ前進が見えるところにはいたっていないのではないでしょうか。共同組織拡大強化月間を通して、いっしょにつくり上げていきましょう。
 また、医師問題の突破も重要な課題です。奨学生500人を迎えることは全国の努力により達成できる組織になりました。合わせて、研修医200人の受け入れや民医連の医師の困難を突破するには、「未来に向かって民医連の医師と医師集団は何を大切にするのか(案)」を具体化して総会に向かう必要があると提起します。そこで、後期研修医100人を受け入れられる組織に前進しようと呼びかけました。この課題に挑戦できるよう、議論と準備をすすめていきます。

* * *

 綱領学習の感想に「綱領は日常の医療・介護の土台」「事業所の歴史に共感して確信が持てた」という声があります。綱領の学習を通して民医連の存在意義に確信を持ちましょう。ベテラン職員と若手職員がともに学ぶ、活気ある中で第3回評議員会を迎えます。

(代田夏未記者)

(民医連新聞 第1697号 2019年8月5日)

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