声明・見解

2005年4月8日

【声明2005.04.08】侵略戦争を美化する教科書の検定再合格に抗議する

侵略戦争を美化する教科書の検定再合格に抗議する

 2005年4月8日
 全日本民主医療機関連合会
 会長 肥田 泰

 4月5日、文部科学省は来年度の教科書検定で、「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書を4年前につづいて再び検定合格としました。
 この歴史教科書は、従軍慰安婦問題の記述を削除し、太平洋戦争を「『自存自衛』のための戦争」「日本の緒戦の勝利は、東南アジアやインドの人々に独立へ の夢と勇気を育んだ」と描くなど、侵略戦争を美化する立場に立ったものです。このような歴史教科書を検定合格することは、侵略への反省を表明してきた政府 の国際公約にも反するものであり、断じて許されません。私たちは、怒りを込めて強く抗議します。
 侵略戦争や植民地支配という加害の歴史について、その真実を知り、その誤りを認め、反省する立場に立ってこそ、東南アジアの国々との相互信頼が生まれ、 平和外交が実現するものと考えます。
 私たちは、歴史教科書問題をはじめ、侵略戦争美化の風潮を克服するために
広範な人々と力を合わせて努力するものです。

以 上

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