事業所のある風景

2020年1月15日

民医連事業所のある風景 宮崎生協病院 附属棟完成後の、これからの医療活動の展望

 当院は2002年4月に宮崎市大島町に新築移転し、現在124床の病院として「地域の願いに応え、誰もが安心してかかれる」という理念の下に、地域医療はもとより組合員さんの健康と医療に貢献し、医師やスタッフを育てる研修病院として、また憲法の示す平和と社会保障を守る病院として活動しています。
 患者さん、職員の増加とともに施設が手狭になり、組合員さん、地域からの要請もあり、2019年1月から北側駐車場に附属棟を建設しました。1階が小児科、2階が健診センター、3階が人工透析室で、今後、現在の病院を改修し、内視鏡検査、心臓リハビリの拡充を図り、新たに化学療法室、採血室を設置します。それにより組合員さん、地域の皆さんがより利用しやすく、かかりやすい外来や健診、検査・治療がスムーズに流れるように一層の努力を続けて参ります。

新たに始まる透析医療

 透析室開設は患者さんの要望から始まりました。これまでは、透析導入を契機に患者さんとの涙の別れが何度もあり、透析室開設は長年の悲願でした。
 信頼される透析施設を作るため、私たちはできる限りの準備をしてきました。最新の透析医療を学ぶために、担当医師が1年間、ほかの数人の内科医師も短期間、鹿児島生協病院で研修を行いました。臨床工学技士や看護師も研修に行き、さらに透析経験豊富な臨床工学技士2人、看護師1人も新たに仲間にくわわりました。また、長野県の病院から透析経験豊富な臨床工学技士が2カ月半支援に来てくれています。機器も充実させ、透析装置は最新機種を導入しており、あらゆる透析に対応できます。
 透析施設は患者さんが人生の多くの時間をすごす場所、第二の家として、すごしやすい環境を準備しています。また、透析患者さんへの医療・ケアは一つの医療機関だけでは完結しません。ほかの医療機関との良好な連携が必要です。昨年10月には地域連携懇談会を開き、大学・中核病院・クリニックの多くの医師・スタッフに参加していただき連携を深めました。これからも職員一同、力を合わせ、安心・安全な医療を実現していきます。

これからの小児科医療活動

 当院は、前身である宮崎共立病院時代の1987年4月に小児科を開設しました。移転3年後の2005年には小児科医師2人体制が実現、予防接種や乳児健診の拡大のほか、月~金の夜間診療を開始しています。現在は、医師4人体制となり、外来診療や予防接種・乳児健診の増枠と、医療活動が拡大しています。
 附属棟新設で、小児科フロアがこれまでの3倍ほどの大きさに拡大し、病気でかかるお子さんと、乳児健診・予防接種で来られるお子さんの診察フロアがわかれます。また、受付や会計も小児科専用となり、これまで以上にかかりやすい小児科になると思います。今後は、病気でなくても利用できる小児科、地域に開かれた小児科をめざし、さまざまなイベントを行っていきたいと思っています。

これからの健康診断活動

 附属棟2階の健康診断科は、スペースがこれまでより格段に広くなり、保険診療の患者さんと接することなく健康診断を受けていただくことができます。また、ワンフロアになることで、待ち時間を減らすとともに、BGMや雑誌などで待ち時間をできるだけ快適にすごしていただくよう改善します。さらに、心電図、胸部X線などの基本的な健康診断はほかの場所に移動することなく検査を実施できます。
 課題は、年々需要が高まる消化器内視鏡検査の拡大です。幸い今回の改修によって内視鏡室が2部屋となりますので、徐々に要望にお応えできるようになると思います。腹部超音波や乳房超音波検査も拡大し、将来的には健診スペースでの実施を展望したいと思います。
 今後も、地域の皆さんのご要望にお応えできるよう少しずつ改善していきます。
 (宮崎生協病院 事務長 隈本 洋平)

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