医療・看護

2020年1月21日

経営改善に展望を 地協・県連経営委員長・経営幹部会議

 昨年11月27~28日、東京で2019年度地協・県連経営委員長・経営幹部会議を開催し、46県連、110法人、関係者を含め213人が参加。
 「医学教育の現状と課題」をテーマに、岐阜大学医学教育開発研究センター教授の鈴木康之さんが記念講演を行いました。医師や指導者不足の深刻化、子どもの貧困・教育格差が広がっていること、日本の医学教育の質を担保し、長期的視野に立った人材育成の課題や、医師のキャリア形成における地域に根ざした民医連病院に期待する役割を話しました。
 問題提起で、民医連を守り発展させるために、隊列を組み直し、これまでの民医連経営の到達点の上に立ち、新たな経営戦略、人材確保、管理運営能力の向上など新たな方針と実践を編み出す、率直かつ大胆な議論をしようと呼びかけました。
 14人の地協・県連経営委員長らが、経営委員会の機能強化に向けたとりくみについて指定報告。
 5つの分散会では、問題提起と指定報告を受け、労働組合との対等平等・協力共同の今日的発展、共同組織構成員の大衆資金結集、全国レベルでの共同購入事業の立ち上げや県連内での法人再編といった事業の統廃合・連携強化に関することなど活発な議論が行われました。
 最後に、全日本民医連の眞木高之副会長が、「民医連綱領の中に、経営戦略の基本がある。厳しい経営環境の中で、綱領に団結し、協力し合いながら、無差別・平等の医療・福祉を貫き通す医療機関として地域に根を張り続けましょう」とあいさつしました。
(全日本民医連経営部 井島輝)

(民医連新聞 第1708号 2020年1月20日)

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