民医連新聞

2020年10月6日

自助も共助も万策尽きた FREE官邸前でスピーチ

 安倍首相が辞任し、菅政権が発足した9月16日、「高等教育無償化プロジェクトFREE」は首相官邸前でラリースピーチを行い、「学費を下げてよ、新政権!」「今こそ一律学費半額!」とコールしました。
 首都圏の大学に通う学生や大学院生8人がマイクを握ってスピーチ。都内の私立大学1年生は、入学早々オンライン授業で不安が募るが、不安を語り合う友達をつくる機会もないと強調。図書館など学内施設は使用制限があるのに施設費は満額徴収の現状を訴え、「多くの学生が学費や生活費のためにしていたバイトがなくなった。新政権は学生を救済する政策を打ち出して」と語りました。
 「一律学費半額を求めるアクション」メンバーの私立大学4年生は、「コロナの影響は学生に等しく降りかかるのに、学生給付金は一部の学生にしか届かず、不平等。図書館は自由に使えず、安い学食も使えない。自助も共助も万策尽きました。新総理、公助をしてください」と訴えました。
 都内の大学院修士1年生は、バイトがなくなり、電気代節約のために部屋の電気を消し、パソコンだけつけてオンライン授業を受けている友人の状況を報告。「自分もひとり親家庭で育ち、親は派遣で働いていたが派遣切りにあい、頼れない。すべての教育費をゼロにするための長期計画を示してほしい」と訴えました。

(民医連新聞 第1723号 2020年10月5日)

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